2142.満月理論112

真我日記

写真は唐揚げ弁当です。唐揚げがジューシーで美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

天命を悟ってから人事を尽くす】

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。

 

大自然の原理からいうと、この言葉は正確ではありません。

 

当時三十歳だったT・Tさんは、経済的成功をしたいと思い、会社を辞めて事業を起こします。

 

しかし彼はそこで失敗をしてしまいます。

 

頑張れば頑張るほど結果が裏目に出て、逆に借金だけが膨れ上がり、経済的に苦しい状態に陥ってしまったのです。

 

そんなドン底の状態の中で、今まで見えなかった家族のありがたさや、多くの人たちに支えられて生かされているんだということを感じ、人生を省みます。

 

「なんのために、こんなにも頑張ってきたんだろうか。お金を稼いで、豊かな生活をすることが、人生の目的なのだろうか。それで満足するだろうか。もっと欲しいものがあるんじゃないだろうか…?」

 

そう暗中模索をしてさまよっていたある時、私との出会いがきっかけとなり、自分を徹底追求した結果、大きな気づきを得たのです。

 

「今までは、経済的成功を得たいと思っていたけれど、それは全部本当に欲しいものの代替品だったんだ!」

 

彼が本当に求めていたことは、生まれてきた役割、使命を果たすことであり、命を活かし切ることだったのです。

 

それが分からなかったから、代わりに経済的成功を目標にしていたのです。

 

私たちは、目先の仕事を最優先に考えてしまう傾向があります。

 

しかし本当は、仕事の前に自分の人生があるのです。

「人事を尽くして天命を待て」とは、目をつぶって何かやりなさい、と言っているのと同じです。

 

まず、天命を早く悟ることです。

 

そして、天命に沿って歩んでいくのです。

 

ただ闇雲にがんばっても、自分の天命と違うことに気がついたら、それまでの年月をムダにしてしまう可能性があります。

 

大半の人が自分の天命を知ろうともせず、目の前の仕事に没頭しています。

 

死ぬ直前に天命に気づいても、その天命を全うすることは難しいでしょう。

 

出発前に、自分の天命や役割をはっきりと認識することです。

 

(『人生の急所』ハギジン出版)