1960.この講話がポイントです5

真我日記

写真はシーザーサラダです。野菜がシャキシャキで美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

佐藤先生の講話 ====  後編  ==================
【講話のつづき】
「私は間違っていた。
佐藤さん、あなたのいう通りかもしれない。
私の最大の使命は目が開くことかもしれない。
そうだ。目が開くことだ!」

興奮で顔を紅潮させて、Aさんは一気にまくし立てました。

そういい終わると、Aさんはトイレに立ったのですが、トイレから戻ってくると、奇跡が起きていました。

「みなさん、部屋が前よりちょっと明るくないですか?」とAさんは私たちに聞いたのです。

もちろん、蛍光灯の明かりは何も変わっていません。

Aさんは、椅子に腰掛けてしばらくすると、今度は「あっ!佐藤さん。あなたの顔が見えるような気がします」といい出したのです。

何も見えなかったはずの目が、光をとらえ、私の輪郭までをもとらえ始めたのです。

これには、同じ席に居合わせた人たちもみな、びっくりしてしまいました。

私はさらにAさんに訴えかけました。

「そうですよ、見えるんです!百パーセント信じてください。
心から見たいと感じれば、それに必要な遺伝子がONになるんですよ。
目が見えるという命のスイッチを入れてください。
九十九パーセントではだめです。
百パーセント信じることです」

私はそのとき、私の持てるエネルギーの全部をAさんに向けました。
そうすると、Aさんはますます私の輪郭がよく見えるようになってきたのです。

その日を境に、Aさんの目は日増しに回復していったのです。

翌朝、Aさんの経営する旅館の食堂で朝食を取っていると、Aさんが嬉しそうに早足で私の所にやってきました。

「佐藤先生。ぼくは先生が見えるから、まっすぐに先生の所に来たんですよ!」

さらにAさんは一気にまくし立てました。

「洗面所で朝顔を洗ったときに、何年振りかでぼくの顔がぼやーっと見えるようになったんですよ!二階の寝室から下に降りるときにも杖も持たずに降りられたんですよ。
そしたら、それを見て驚いた女房の顔も見えたんです!こうやって女房に手を引いてもらわなくても歩けるんです!」

本当に嬉しそうな顔でいいました。

「今なら、車の運転だってできそうだ!」

私も嬉しくなっていいました。

「そうです。確実に普通の人と同じように目が見えるようになるまで信じきってください」

さらに続けました。

「自分の心の中には神が宿っているんです。
神が今も修繕してくれているんです。
身体の中で自動的に修繕してくれているんです。
多少のケガでも、自然治癒力というのがあって、ちゃんと治してくれますよね。
神の働きというのは、元に戻ろうという働きなんです。
モノを上に上げたら、下に落ちる働き。
川は流れて海に自然と戻る働き。
神の働きというのは、元に戻ろうという働きなのです。
私たちの身体の中には、世界最高の名医がいるのです。
その世界最高の名医を心から百パーセント信頼しきるのです。
あなたは何もしなくていいのです。
ただ百パーセント信頼しきればいいのです」

その後聞いたところによると、Aさんの目は、日を追うごとに回復してきているということです。

この出来事によって、遺伝子をONにすることの働きの偉大さを、改めて確信させられたのでした。

私には、Aさんがなぜ目が見えなくなったのかもわかります。

Aさんは、多くの方から尊敬され、慕われている通り、心が優しくきれいな方です。
そして人生の道を深く追求されている方です。

それ故に、人のいやな面を見たくない、そういう思いを人とのつきあいの中でいつも抱いていたのです。
あの人のああいう行為は見たくない。
汚いところは見たくない。
その思いが目を見えなくさせていたのです。

医者に診てもらっても、原因不明といわれる。
原因不明ではないのです。
自分の強い思いが叶っただけなのです。
汚い所を見たくないという思いの代わりに、人々の素晴らしいところを見たいとという強い思いがあれば、必ず見えるようになるはずなのです。

Aさんは、「願望は叶う」という「心の法則」に従っただけだったのです。

それに対して、私が訴えたのは「神の法則」です。
神は目は見えるように作っている。
だから神の法則を使えば、元通りに見えるはずなのです。
そしてその神の法則は、Aさんのように、「見えないことを感謝している」という自分の観念を手放したときに働くのです。