1901.佐藤先生には何が見えているのか?

真我日記

写真は自家製カレーです。かぼちゃを入れたので甘さが増しました。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

ある相談者とのカウンセリングの場面のときです。

その方は、心の病を抱えており、がんばって働いてきたにもかかわらず仕事が出来なくなってしまっていました。

離婚も経験され、一人ぼっちの状態が続いていましたが、何とか心引かれる異性と出会い、お付き合いする段階に来ていました。

しかし、自身が心の病であることをさらけ出すことに抵抗があるばかりでなく、将来への不安も募って、身動きが取れない状況でした。

そんな中、佐藤先生とのカウンセリングが始まったのです。

その方の状況をじっくりと聴きながら、共感の言葉、心の鏡返しに混ざって、真我の鏡返しとも言える言葉が繰り出されていました。

相談者は急速に佐藤先生に心を開き始め、ほんの10分足らずで、完全に信頼を持つところまでいかれたようです。

いくつかの質問で、さらに相談者から心を引き出し、その方のより詳しい状況が展開されていきました。

そしてある程度話を聴いたあと、佐藤先生は具体的な部分をより深く掘り下げていかれました。

そのとき、一般には提案やアドバイスのように聞き取れる投げかけが出てきたのです。

これが、より深いところを引出すための提案、アドバイスという超高度な技です。

それがどういう形であれ、一環して、「引出す」ための呼び水という神技なのです。

そこから見えてくるものは、その方の「具体的な的」です。

それは、その人が自分の心をどのように、どちらの方向へ持っていけばいいのかという具体的な方向性を示す「的」になっているようなのです。

これはあたかも、相談者が持っている「カード」を探る感じとでもいえるでしょうか。

相談者は、必ずこのような「カード」を何枚か持っています。

従って、これらのカードの中でも、1枚のカードを的にすることで、心を「ある方向」へ向かわせることが出来るという感じなのです。

その「ある方向」とは、真我の心、「愛」です。

その方向性へ意識的に向かって、日々のオリジナルのカリキュラムを実践することで、暗闇からいち早く脱出できるようになるのです。

佐藤先生のカウンセリングを傍で見ていると、先の予測が出来ません。

次にどのような展開になるのか、何が出てくるのか、正直まったく予想不可能なのです。

しかし、驚くべきは、どのケースでも、必ず行き先が決まっているというところです。

どのカードを出しても、最終地点へ導くことが出来るところなのです。

誰がどのカードを持っているかは、その人によって全部違います。

またカードの組み合わせまで見ていくと、無限大になってきます。

しかし、それがどのようなカードであっても、何枚あっても、また1枚しかなくても、必ず同じところへ導くのです。

しかも、具体的なところを持って。

それは、日常生活のなかで、何に焦点を合わせて、どうすれば良いのかまで、伝授されます。

まったくシナリオがない状態で、全てアドリブの世界といえる状況の中で。

これが、神技です。

話が抽象的で、分かりづらいかも知れませんが、言葉に出来ない何かがそこにあります。

「答えは決まっている」と、佐藤先生。

これがやはり、「答え」から見えているということなのでしょう。

最終地点から反対に見ているために、その方がどのような状況であっても、どういう選択が出来るのか制限があったとしても、その人の手持ちのカードをもとに導くことが出来るのだと思われます。

いかようにも自由自在であるがゆえに、マニュアルにならない、構成をとらえることが出来ない、まったく枠にはまらない、まさに神技としか表現できないのが、佐藤先生のカウンセリングなのです。

続きは、また明日です。