写真は豚ロースと野菜の味噌焼きです。味噌味最高煮美味でした。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
昨日からの続きです。
【人生の判断】
では、その思いがどのように人生を決定しているのでしょうか?
人生とは判断の連続と言われます。
何をするのにしても、まず自分が心で決定してから行動に移ることになります。
「こうしよう」「ああしよう」また「何もしないでおこう」など、常に自分の心が決めます。
「人に言われたからそうした」「無理やりにこうせざるを得なかった」というのも、
最終的にその行動を決定したのは自分ということになります。
判断が言葉になり、態度になり、行動になり、自分に返ってくる。
自分が蒔いた種が、実となり戻ってくると言うわけです。
戻ってきた実が、良いか悪いかも、自分の判断になります。
好循環、悪循環などになってくる可能性があります。
その繰り返しが人生です。
ここでポイントなのは、その判断のもととなる源泉です。
【判断の源泉】
その源泉こそが、心というデータバンクというわけです。
身体のどこにあるかといえば、そのデータバンクは、細胞です。
全身の細胞にデータが記憶として刻みこまれています。
一般的には、記憶というのは、脳でするものと理解されていると思われます。
しかし、遺伝子に始まり、様々なものを記憶として刻みこまれているのは、
全身の60兆と言われる細胞なのです。
心臓移植をした後に、
「飲めなかったお酒が、急に飲めるようになった」
「嫌いだったピーマンが大好きになった」などの事例が、
実に多く存在しています。
心臓の提供者の性格、性質を引き継いだということになります。
これらは何を証明しているかと言えば、
心臓の細胞が前身の人の記憶を持っているということになります。
実は、心臓に限らず、細胞というのはその人に起きたあらゆる出来事や感情を、
記憶しているわけです。
その細胞というデータバンクから出てくるデータが、
湧き上がってくる思いのもとになっているのです。
その膨大なデータのうち、生後の人間関係、
特に両親との関係がキーとなる場合が多いということが見えてきています。
心の病の本当の原因は、
このデータバンクにどのようなデータが入っているのか、
ということになるのです。
うつ病のきっかけになる出来事などは、
それはあくまでデータバンクからデータを引き出すきっかけに過ぎないともいえます。
うつ病という症状になってしまう心が、その出来事ではなく、
別の出来事によって引き出される可能性を秘めているからです。
要は、どんなデータが入っていて、いつそのデータが出てくるのかということです。
データはある環境が整ったときに出てきます。
環境というのは、そのデータが刻み込まれたときと同じような状況のことです。
例えば、「父親に厳しく育てられ、怖い思いをした」という記憶のある人は、
「目の前に父親と良く似た感じの人が現れると、怖くなってしまう」ということが、
起きてきます。
これが環境によって、データが引き出されると言うことです。
大きな事件を起こして、裁判において精神鑑定を実施された人のケースでは、
家庭環境、特に両親との関係に起因したものが原因である場合が、
ほとんど全てといっても過言ではない状況なのです。
データバンクに入っているデータが人生を決めていく元になっていますから、
心の病の源泉は、両親との関係を基本とする人間関係に影響を及ぼします。
それが、人生を作っていくということは、
データバンクのデータが人生の問題を作っているということになります。
これが、うつ病の根本原因となっているわけです。
現在の精神医学では、
心の病の本当の原因は分かっていないと言いながら、
心の病の原因が脳の機能不良にあるなどとして、
薬を処方している事実があります。
人間の心とは何かを知らないのみならず、
薬で脳の伝達物質をどうするこうするなどと言うのは、
全く的外れと言えるでしょう。
薬そのものを否定するものではありませんが、
心の病に薬と言うのは解せません。
細胞の記憶に基づく人生の問題を、どうして薬で解決できるのでしょうか?
薬を飲んだからといって、親子の関係、夫婦の関係、職場の人間関係などが、
よくなるとでも言うのでしょうか?
その両親との関係があらゆる人間関係に影響を及ぼす根幹だとすれば、
それをどのように修復すれば良いのかということになります。
この続きは、また明日。