1791.Uターンの人生

真我日記

写真はうなぎの蒲焼きです。やっぱりうなぎは最高でした。  
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

佐藤先生:
人は、いろいろな表現はするけど、それはあくまでも上っ面の表現であって、
内面は、一番深いところは、みんな自分のことを愛してほしい、分かってほしい。
また、相手を愛したい、分かってあげたいという、根本の心が全員あるわけです。
みんな同じなんですよ、そこは。
それは言葉が違おうが、世界が変わろうが、人類みな同じです。

みんな同じ。
だから真我です。
そこは絶対的な大前提です。

私たちは人の表現だとか言葉だとか、そういうものに振り回されるでしょう?
相手がちょっとした表現を出した、何か言った。
そうしたら、そういう人間だと思っちゃうでしょ?
本当はそんな人間じゃないんですよ。
それは上っ面しか見てないからです。
だって、人間ってのは、言葉で出したことは人間じゃないですよ。
何か行いをしたことが人間じゃないですよ。
その行いをするとか、それを言葉に出すってのは、その奥に何らかの心があるからなんです。
それがもとになって、いろんな表現をするわけです。

それは、その人の人生体験だとか経験だとか、育ってきた環境だとかって、
それでよかれと思ってやるわけです、それぞれが。
それぞれがよかれと思ってやる。

でも、相手はまた、人生体験も違う、経験も違うから、全然違うように受け止められたりするわけです。
相手は相手の受け止め方をしますから。
こちらが、これがよかれと思って注意したら、
相手は全然違うように受け止めていったら、お互いに分かってくれないとなる。

私を理解してくれない。
「なんで私のことを分からないの?」
「なんであんたこそわからないの?」ってなるわけです。
分からないのは当たり前なんですよ。
だって、違うんだもの。

人間が、最も病気が多いでしょう?
他の動物なんか比べものにならないぐらい、あらゆる種類の病気があります。
それは、その人の性格だとか、その人の環境だとか、
そういうものに応じたような心の病とかになっています。

過食症、拒食症、引きこもり、うつ病、統合失調症、アルコール依存症、薬物依存症だとか、
いろんな形があります。

全部心の病です。

深いところの根本は同じです。
深いところの根本は、自分を分かってもらえてない、理解してもらえないとかね。
そういう深いところから、全て根本は同じです。

自分のことを分かってほしい、愛してほしい、理解してほしいというのは、
少なくともその人は、自分を愛してることは間違いない。
でも、自分を愛してるということは基本なんですよ。

自分も愛せない人間は、人を愛せるわけがない。
しかし、自分しか愛せないのはエゴって言うんです。

自分を愛せて、そして、自分の足元にいる周りの人を愛せて。
そして、ずうっと円になって広がっていけばいいじゃないですか。

そして、私たちは自分のことを分かってほしい、理解してほしい。
みんな、全員思ってます。
そのことで、言語があり、いろんな動作があり、行動があるわけです。

ほとんどの人が自分のことを分かってほしいという言動なんです、行動なんですよ。
全員と言ってもいいですよ。

もし、2人の人が、自分のことを分かってほしい、
こっちも自分のことを分かってほしいっていう人が話をしていったら、
ぶつかり合いになっちゃうでしょう?
「分かってほしい」だけだから。

そこで、その反対をやった時に、奇跡が起きるんです。
分かってあげよう。

「分かってほしい」ってみんな思ってるんだから、
分かってあげようという人が現れたら、片っ端からうまくいきます。
非常にシンプルです。

やってることは、こんなに簡単でシンプルなことなんだけど、
なぜ分からないかというと、
「自分を分かってほしい」という土台をしながら分かってあげようなんてやってるから、
両面やってるから、分かるわけがないんです。

だから、自分を外して「分かってあげよう」だけでいいんです。
そしたら、一発です。
簡単です、シンプルです。

それができたら、あなたはもう、そこから変わります。
これがUターンです。

分かってほしい、分かってほしい。自分、自分、自分。

そして今度は、Uターンってのは、
「あなたのことを分かってあげよう」というふうにUターンするんです。

ここから、こうUターンする。
「分かってほしい、分かってほしい」から、
「分かってあげよう、分かってあげよう」という。

で、ここに人、いろんな出来事、いろんな物がある。
で、今まで、電車だと思ってください。
ここから見る景色があるでしょう?

こう、景色が見える。
自分のことを、自分の追及から見た景色があるわけ。
いろんな、あなたの家庭であり、職場であり、あなたの近所づきあいがある。

で、Uターンして、今度は人のことを分かってあげようというふうに行動が変わった、
ここから見る景色があるわけです。

で、こっちからも、こっち側からも景色がある。
これは同じなんです。
これは同じなんだけど、全く違う景色に見えるわけ。
Uターンしてね、同じものを見ても、全然違ってくるわけです。

相手のことを理解してあげようというふうな景色と、
自分のことを分かってほしいという景色は全然違う。
ガラッと変わるわけです。

もうその瞬間から変わっていきます。
そのものは全く同じなんだけど、あなたの見る心が変わるわけです。

佐藤先生は、この「Uターン」をエネルギーの転換といわれます。
まさに生き方が変わるということです。

佐藤先生のカウンセリング技法の最大のポイントは、
相談者を通して、カウンセラー自身の人生が変わっていくというところです。

なぜそうなるのかというと、
実は、「相談者は、カウンセラー自身である」からなのです。

そこのところはまた明日、佐藤先生に教えていただきましょう。