1767.過去を変える

真我日記

写真は豆乳スープです。具沢山で美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

フィルムとスクリーンの例えから、
スクリーンに映る現象という結果を変えるには、
原因であるフィルムを書き換えることが必要であるということは理解できました。

しかし、フィルムである心は、過去の記憶でできています。

フィルムを書き換えるというのは、過去を変えることになります。

「過去を変える」

できると思いますか?

心のドクターである佐藤康行先生は、
人間の心の仕組みである心の3層構造がはっきりと見えたとき、
こう思ったそうです。

「過去を変えなければ、未来は変わらない」と。

一般に、「他人と過去は変えられないから、自分と未来を変えましょう」といわれます。

しかし、過去の集積が今の自分です。

過去が原因となって、今の自分をつくり、それが原因となって、
未来の結果を作り、人生を作っていきます。

この図式では、過去に記憶が刻まれた時点で未来はすでに決まっていることになります。

過去を変えることでしか、未来を変えることはできないということです。

では、この「過去」というのはどこにあるのでしょうか?

過去を思い出してみると、
10年前、20年前、30年前のことなど、いろいろと出てくるでしょう。

しかし「その過去を目の前に出してみてください」と言われたら、出せるでしょうか?

出せませんね。

なぜなら、過去は自分の中にあるからです。

では、自分の中のどこにあるのでしょうか?

「今の自分の心」にあるのです。

実は、私たちが過去と思っている全てのことは、
過去の時間の中にあるのではなく、
「自分が過去と思っている今の心の中にある」のです。

実は、過去は今のことなのです。

だから過去が今の自分に影響を与えています。

「過去を変えるには、今の心を変えればよい」というわけです。

ここで疑問です。

過去に起きた出来事はどうでしょうか?

過去を変えると言っても、過去の出来事や事実は変えられません。

それはどうなのでしょうか?

実は、過去に起きた出来事や事実は変わらなくても、そのままで良いのです。

変えるのは、その出来事や事実をどのように捉えるかという認識です。

ある出来事が起きたとき、「いやだな~」と思うのか、「ありがたいな~」と思うのか。

例えば、
幼少のころの父親のゲンコツ。
たたかれた時、
「痛いな、なぜ俺を殴るんだ、きっと親父は俺のことが嫌いなんだ!」
という強烈な記憶があったとします。

父親を思い出すたびに、あのゲンコツが思い出され、
嫌われているという感情が出てきたりします。

しかし、
「本当は、立派な人間になれよと自分のことを心配してくれていたんだ。
嫌われていたんじゃない、あのゲンコツは親父の愛だったんだ」と
父親の本当の思いがわかったら、
過去は変わります。

ゲンコツは変わりませんが、
父親を思い出すとき、「嫌われている」なのか、「愛されている」なのか、
全く違うわけです。

自分の中の、父親像が変わってしまいます。

過去が変わるのみならず、人間関係の急所である父親像まで変わります。

すると、人生は黙って、好転していくのです。

まさにフィルムが書き換わったということです。

この過去は変えられるということを、初めて心のドクター佐藤康行先生から聞いたときは、衝撃でした。
さらに、その過去を変える技法ともいえるYSメソッドを目の当たりにしたときには、
正直、腰が抜けるほどの衝撃でした。
常識を逸脱した発想だと感じたからです。
そのときの感想は、「ありえない!」でした。
コペルニクス的逆転発想とはまさにこのことだったのです。

明日からは、
認識の変え方について、
心のドクター佐藤康行先生が生み出したメソッドのアプローチ、
そこに働く法則を見ていきます。