1734.心のハンドルを握る

真我日記

写真は鯛丼です。コスパ最高で美味しかったです。

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佐藤先生の言葉をお伝えします。著書たった二日でまんまるより
自分の意志で、苦難を喜べるようになろうと思えばいいのです。そこから出発です。そんなに難しいことではありません。ただそう思えばいいのです。

そう思うようにするというのは、車のハンドルみたいなものです。

車はエンジンが勝手に走らせてくれますが、ハンドルは自分の意志で回します。どの方角に走らせるかは自分の意志で決めるしかないのです。

苦しみの方向に進むのも、喜びの方向に進むのも自分の意志で決められるのです。落ち込んだと思っていることを、喜びに変えようと思えばいいのです。そこから、どんどん気付きがあります。「ああ、こういうことなんだなあ」と。

そういう方向に向けなければ、その方向の気づきはありません。「落ち込んだなあ……」と落ち込んだままだと、落ち込んだままの発想しか出てこなくなります。

ですから、ハンドルを握って進行方向を切り換えなければならないのです。それは自分の意志でやることです。でもそこには何の労力もいりません。ただそう思えばいいだけです。

「それでも難しい……」そう言ってしまえば、難しくなってしまいます。難しいと自分が認めたら難しい方向に行ってしまうのです。

しかし、ハンドルを回しただけで、そちらの方向に向かって行くということは事実ですから、その事実を知ることです。

現状を否定することとは違います。事実落ち込んでいるのに、「元気だ、元気だ」と言ったら二つの自分が出きてしまいます。

「そのことによって自分の力がつくんだ、自分の意識が高まるんだ」と思えば、そのこと自体が喜びに変わるのです。

そのことを打ち消すのではなく、そのことはそのこととして認めて、なおかつ、そのことによって自分が成長できるんだと思えばいいのです。

例えば、あなたが会社を倒産させてしまったとします。そうしたらその事実を認めないというわけにはいきません。

しかし、事実は事実として直視した上で、同時に、そのことによって初めて人の痛みがわかるようになるし、良い時にはできない経験をしているわけですから、その事実をも認識するということです。

そのことによって魂に磨きがかかっているのですから、魂の成長という観点で見るとむしろ倒産と言うのは最大のチャンスでもあるのです。

そのように心と魂の仕組みがわかれば、どんな事態に陥っても、そのことを味わうことができます。全部良いこととして捉えることができるのです。

これはプラス思考とは違います。プラス思考と言うのは無理やりそう思おうとすることですが、そうではなく、苦しみを味わったら魂に磨きがかかるという事実を知るということです。

私自身もそういう思いをして、いろんなことがわかるようになりました。私がどこかの会社の御曹司で、順風満帆にスイスイと来ていたら、みなさんのことをわかってはあげられなかったでしょう。

そのように捉えると、どんどん良い思いが出てきます。喜びや感謝の心が出てきます。そうなれば、もう良い方向にしか回らなくなるのです。落ち込んでいる状態さえも楽しんでしまえば、もう落ち込みは消えてしまいます。

心の中で二つの心は同居できないのです。喜んでいる心と落ち込んでいる心は同居できません。喜びが出てきたら、落ち込みは消えます。

ですから、私は落ち込むことが本当にないのです。何かの難関にぶつかったら、「これでますます深みが増すな」と思えるからです。

自分の人生に難関があったら、それを克服できたら、それ以下のことは全部スイスイできるようになってしまうのです。

50キロのバーベルを持てたら、それ以下は全部持てます。それが幅になり余裕になるのです。

これ一つできるだけで、みなさんの人生はガラッと180度変わります。