1642.本当の自分の目覚めは悪夢からの覚醒

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者宇宙意識で因縁を切るより
人はいろいろな呪縛にかかっている場合があります。

人が自分のことをこう思っているのではないかなどと想像で一人相撲をして、常に誰かに縛られているような錯覚をしています。

中村里枝さん(仮名・43歳)は、主婦として家族に縛られ、家に閉じこもっていなければならないことに不満を感じていました。

何か仕事をして経済的に自立し、自由になれたらいいのにと思っていたのでした。

しかし、彼女は本当の自分に目覚めると、誰も自分を縛っていなかったことに気がついたのです。

「もう、すごく楽になりました!

前は気づかなかったんですが、今までずっと“主婦だから、母だから、妻だから、嫁だから、ああしなければ、こうあらねば”というさまざまな考えに縛られて、生活してきたんだということがわかりました。

そういうのが全部スカーンと抜けて、したいことすればいいじゃない!

って思えるようになったんです」

彼女は、今まで周りの目を気にしてできなかったことをやるようになりました。

「友達と夜飲みに行ったり旅行に行ったり、食事の後ゴロンと横になってみたり、掃除をさぼってみたり、主人がテレビを見ていても、自分は自分で好きな本を読んでいたり…。
それで驚いたことは、こういう私に対して家族は何も言わず、すべてを受け入れてくれるということです。

誰も私を縛ってなんかいなかったんだ。

自由を奪っていたのは自分自身だったんだと改めて思いました。

今では、やりたいように何でもできて本当に幸せです。

新しくトライしてみたいこともたくさんあります。

毎日が楽しいし、未来も希望でいっぱいです!」

彼女は、何も自分を縛っているものはなく、縛っていたのは自分だけだったということに気づいたのです。

これはとても大きな気づきです。

ほとんどの方が、見えないものに縛られ、自分で自分を縛り、自分を牢屋に入れてカギをかけて動けないようにしています。

そして、金縛りにあったり、落ち込んでいったりします。

まるで夢を見ているのと同じです。

私たちは本来自由なのです。

一切、自分を縛る人はいません。

たとえ牢屋に入れられたとしても、心までは縛れないのです。

もともと私たちは自由なのです。

そのことに気づけばいいのです。

自分の深い自由を味わった時に、本当の意味で心は解放し、心から人を愛せるようになるのです。

では、私たちが不自由になるのはなぜでしょうか。

それは、人にこう思われたい、こう見られたい、愛されたいというようにいろいろなことを考えて、人の目を気にし過ぎるからです。

そこから解放されるには、真実の愛、自己の内にある宇宙の愛に目覚めることなのです。
全ての人を愛する心で人と付き合った時に、人対人の壁も一切の障害物もなくなるのです。

周りにいるすべての人は、みんな愛を求めているのです。

そして、みんなが愛そのものだと気づいた時に、自分と他人の境目がなくなるのです。

その時、本当の意味の自由になることができるのです。

自由というのは壁がなくなることを言うのです。