佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
他人に対して気に入らないところがある人は、自分に対しても気に入らないところがあると考えましょう。
もしあなたが大雑把な性格なら、細かいことを気にする人に対して違和感をもち、相手のことを「神経質な人」だと嫌がるかもしれません。
それは、あなたが自分の大雑把な性格をよく思っていない証拠なのです。
相手のことも自分のことも受け入れられない……。
そんな負のスパイラルに落ち込まないためには、「強みと弱みのワーク」を通してありのままの状態を受け入れ、「すべてはこれでよかった」と思えるようになりましょう。
パートナーの弱みは、別の視点から見れば強みに変わります。
あなたが大雑把なぶん、相手の細やかな性格が助けになるでしょうし、相手の繊細さをあなたの大らかさでカバーすることもできます。
いっけん対照的な二人ですが、強みと弱みがぴったり組み合わさった相性のいいカップルと言えるのです。
あらゆる物事には二面性があります。
根気強く物事を進める人は、逆に見れば、頑固で融通がきかないタイプかもしれません。
飽きっぽくて集中力に欠く人は、逆に見れば、好奇心旺盛で何にでも興味を持つ人と言えます。
自分の意見を言わず何を考えているかわからない人は、逆に見れば、思慮深くて観察力がある人と言えるでしょう。
相性を「良い」「悪い」で判断することはできません。
相手の性格を欠けている部分と見るか、秀でた部分と見るかはあなたのとらえ方次第なのです。