1462.二割アップさせるより二倍アップさせる方が楽だ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
人間には、無限の能力があります。

しかし、このことを本当に信じて行動している人は非常に少ないのです。

本当に信じている人には、すぐに通じることなのですが、売上げを二割アップさせるよりも、二倍にさせる方が実はずっと楽なのです。

なぜならば、売上げを二割アップさせるということは、今までの能力、今までのやり方のままで努力して、売上げをアップさせようとする考え方です。

今まで、よほど手を抜いていた人ならば簡単かもしれませんが、そこそこ頑張ってきた人にとって、その努力や根性はかなりハードなものを要求されるでしょう。

しかし、売上げを二倍、三倍に伸ばそうとしたら、今までの考え方を、根本から変えなければなりません。

発想の転換が必要になってくるのです。

知恵が必要になってくるのです。

売り方も、狙うお客様の層も、取り扱う商品さえ変えるかもしれません。

今までの能力や努力や頑張りでは、とても売上げを二倍、三倍と伸ばせるものではありません。

一般的に、成功するためには、能力×熱意×考え方だといわれています。

このうち、能力や熱意というのは言い変えれば才能とか頑張りだとかいうことです。

これらは、点数に表示すると零点から百点まであります。

しかし、考え方というのは零点から百点まであるのと同様に、零点からマイナス百点まであるのです。

極端なことに例えれば、銀行強盗をするのに能力や熱意をもって精進するということもあるでしょう。

考え方が能力や熱意以上に大切なのです。

また、能力や熱意というものは、足し算で増えていきます。

もう少し力を出そうとか、もう少し頑張ろうなどということです。

これに対して、考え方は掛け算で、増えたり減ったりします。

例えば、ヒット商品を考えつけば、それほどの努力とか根性を出さなくても、どんどん売れていきます。

努力だけで一生懸命売ろうと思ってもだめなのです。

完全にピントの合っている人、つまり考え方が的にはまっている人は、放っておいてもどんどん売り上げを伸ばせるのです。

お客様へのピントさえ掴んでしまうと、売り上げを二倍、三倍にする方がはるかに楽なのです。

相手が一番求めているものを的確に掴み、話を進められます。

ですから、考え方が大切なのです。

売上げを二割アップさせるのは、努力や根性でなせるかもしれませんが、二倍、三倍と伸ばしていくのは、考え方から得られるといえるのです。