佐藤康行の言葉をお伝えします。
私のやっていることは、本当の自分に出会えるように人々を導くということです。
わざわざ「本当の」とここで強調したいのは、普段私たちが自覚している自分は、まだまだ本当の自分ではないからです。
みなさんが思っている自分というのは、他人から評価されている自分や、長い間自分でそう思い込んできたに過ぎない自分なのです。
しかし、これらは本当の自分ではないのです。
多くの人は本当の自分を知らないで生きています。
他人から思われている自分も、自分で思っている自分もすべてそれらをはずしたときに、本当の自分そのものがいることを発見するのです。
そして、それは愛そのものだということを体感することができるのです。
本当の自分を知ることが何よりも大切なのです。
孔子は「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」といっています。
本当の自分の役割を知ることができればこれほど価値のあることはない、迷ってだらだら生きるくらいなら、悟って早く死んだほうがましだ、といっているのです。
そのとおりだと思います。
ソクラテスも「汝自身を知れ」といっています。
聖人たちは、自分自身を知りなさい、といっているのです。
本当の自分を知るというのは、人間にとって一番大切なことなのです。
頭を一番に使うのではなく、本当の自分を知ることが大事で、それに沿って頭を使うのです。
あなたという人間はこの世界で一人しかいないのです。
ということは必ずその人独自の役割や使命があるのです。
本当の自分を知り、役割を全うしたときに、その人にしかできないことを成し遂げることができるのです。
私が主宰している「真我開発講座」では、その本当の自分に出会えるためのプログラムを用意しています。
人間は死ぬときには、家族も地位も財産も肉体もすべて置いていかなければなりません。
死から生を見ることによって、生命の尊さや本質に迫っていくのです。
やがて、自分自身のなかから素晴らしい愛そのものの自分が出てくるのです。
それと同時にいままで抱えていた業ともいうべき問題や悩みが、一瞬にして消滅するということが起こるのです。