1289.どんな嫌いな上司とも良い関係を築けるには

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

私たちは、一度五十キロの重さのバーベルを持ちあげることができるようになれば、それ以下の四十八キロや四十五キロのバーベルは簡単に持ちあげることができます。

人間関係も同じように考えればいいのです。

どうも今度の上司は本当にイヤな上司だと思っても、その上司とうまくやっていけるようになったらどうでしょう。

仮にまた転勤で他の上司に変わっても、その前の上司よりも少しでもいいところがあれば、みんな素晴らしく見えるのではないでしょうか?

自分にとってこの上司とはやりにくいな、イヤだなと思ったら、バーベルだと思えばいいのです。

いままで会ったこともないほどイヤな上司だと思ったら、いままで持ったどれよりも重いバーベルだと思えばいいのです。

心の筋肉を鍛えるのです。

心のトレーニングだと思えばいいのです。

それに、自分の心の筋肉を鍛えてもらっていると思えば、感謝に変わります。

自分を鍛えてくれるイイ人に変わってしまいます。

こちらがイイ人と思って接するのですから、相手もまたあなたのことをイイ人と思うでしょう。

人間関係とはそういうものなのです。

なかには、よく若いなどで「あの部長だけは生理的に絶対受け付けない」といい張る人がいます。

これは最初からバーベルなんて持てない、と決めつけていっているのと同じです。

そうやってあまり簡単に片づけないほうがいいのです。

どんな人であろうとも自分を鍛えてくれる可能性があるのです。

むしろ、実際はそういう人ほど自分の人間的な幅を広げてくれる人なのです。

また、気難しい人ほど、じつは一番思いやりがあるということもよくあるのです。

絶対に人を決めつけてはいけないのです。

私のところに見える方のなかにも、人間関係、特に会社の上司との人間関係で悩んでいる人は大勢いますが、大抵はいま私がいったようなアドバイスで解決されています。

またさらに深い観点で観ていくと、周りにいる人たちはすべて、あなたに気づきを与えるためにいる、ととらえることもできるのです。