佐藤康行の言葉をお伝えします。
これからはどんなビジネスが伸びるかというと、ひと言でいうならば、地球環境が良くなる調和を目指したビジネスだといえるでしょう。
これは永遠に発展するでしょう。
また自分のなかに罪悪感が起きないようなビジネスも発展するでしょう。
この商品は売れれば売れるほど、人間の体がおかしくなるとか、売れれば売れるほど、環境がおかしくなるとか、動物がいなくなるとか、砂漠化していくとか、空気や水が汚染されていくとか。
そういったものを扱って、本当に誇りを持ってがんばれるでしょうか?
そのことをみんなの前で大声でいえるでしょうか?
本当にそれが永遠に広がるでしょうか?
人間のなかには、生命保存の本能があります。
人間が生きていくためには何が必要なのか、という部分を持っています。
ですからその部分でも誇りを持てる、自分自身が心から自信を持てるそういうものを扱うことです。
特に世の中が大きく変化して、地球も変わってきていますので、これからはそういうものが伸びていくでしょう。
地球全体の環境、人間の生命から考えて、それにピッタリはまって、そこに力が出せるようなビジネスは伸びるでしょう。
自分が儲かるからとか、目先だけ見て儲かるだろうとか、人が喜ぶからとか、そういうことでビジネスをやっている人や企業が圧倒的に多いのが現状です。
一時的には人が喜ぶかもしれないけれども、全体的に見ていかないといけないのです。
外食産業一つとってみても、栄養やバランスを考えずにメニューを考えている場合が多いのです。
口当たりがいいとか、旨いといわせればいいとか、そういう発想です。
電化製品にしても便利になればいい、テレビや雑誌も楽しけりゃいい、とすべてこの程度の発想のところが多いのです。
確かにそういうニーズがあるからビジネスとして成り立つのですが、それは狭い視野のニーズ、それも一時的なニーズをとらえたに過ぎないものです。
これからは地球のニーズをとらえたビジネスを展開するところが発展するのです。
それが本当に誇りを持てるビジネス、本物のビジネスです。
逃げるのではなく、真っ正面から取り組むことによっていろんなことが観えてきます。