1224.知識の量と運の良さは関係ない

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

博識であることと、
運が良いということとは、
何の関係もありません。

もし、知識のたくさんある人が
強運だとするなら、

一流大学を卒業した人や、
クイズ番組でチャンピオンになる人が、

一番運の良い人生を
送っていることになります。

しかし、実際には、
必ずしもそうとは言えないのです。

自動車王と言われた
ヘンリー・フォードは、

小学校もろくに卒業していないほど
無学でした。

彼が世に出てしばらくすると、

マスコミが
彼の無学さを叩き始めたのです。

フォードは、
マスコミを名誉棄損で訴えました。
裁判になりました。

マスコミ側も、
フォードが無学であることを
証明しなければなりません。

そこで、マスコミ側の弁護士が、
フォードに対して、

普通の子ども達が
学校で学ぶようなことを、
次々と質問していきました。

フォードは
学校を出ていなかったので、

ほとんど答えられませんでした。

「ほら、やっぱりこの記事は
間違っていないではないか。
あなたは全くの無知ではないか」

すると、フォードはこう言いました。

「あなた方は、そんなに私の無知を証明したいのか。

それなら、私のオフィスに来てみたまえ。

こんな馬鹿げた質問に、
全部答えてあげよう。

私のオフィスのデスクには、
一列のボタンが並んでいる。

そのボタンを押せば、
それぞれの専門家が
飛んで来るようになっている。

そして、
どんな難解な質問にも、

あなた方の誰よりも完璧に
答えてくれる。

私のやることは、
ただ押すボタンを
間違わないようにすることだけなのだ」

フォードは、無学どころか、
大変な天才だったことを
証明したのです。

確かに彼は、
学校をろくに出ていなかったため、

学校で学ぶような知識量は
乏しかったのですが、

人を使うことができたために、
あれだけの事業を興せたのです。

頭の使い方が違ったのです。

ですから、勉強して
知識をもっと増やしたら

成功できるだろう、
運が向いてくるだろうという考え方は、

そろそろ改めた方がいいのです。

知識をいくら蓄えても、
それだけで運は良くならないことを、
知りましょう。