1188.男と女は不足を補うために半分になっている

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「『この人理想と違う』と思ったら…」

についてです。

ある女性が

こんなことを言っていました。

「実際に男性と付き合い始めても、

私は彼に対して

『男性はこうであって欲しい』と

いう理想を持っているから、

そうじゃないとわかると、

『あれ、この人違う』って

思ってしまって、

いつも長く続かないんです」と。

そういう考えのままだと、

いつまで経っても

合う相手は見つかりません。

残念ながら、

永久に無理だと考えた方がいいです。

理想と違うからこの人はダメというのは

一種の裁きなんです。

あまりにも頭の中で(こうであらねば)

と言うことを考え過ぎてしまっている

のです。

むしろ、理想と違うところを

カバーしてあげるのが自分の役割だ、

と思うくらいになるべきなんです。

(この人はこの部分が不足している。

だからこそ私が必要なんだ)と

思えるかどうか。

そうなれるには、

最初は多少訓練がいるかもしれません。

でもそれは、

普段の仕事を通じてでもできます。

(ああ、

この上司はこういうことが苦手なんだ。

だから私が必要なんだ。

私ができるだけカバーしてあげよう)

そう受け取るように訓練をするんです。

私なんて、

自分のことだって何もできない

人間です。

もし私の所で働く人が

私に不満を言っていたら、

不満だらけになることでしょう。

不満の目で見たら

不満しか出てきません。

でも、それをカバーするのが

自分たちだと思えるから、

私と一緒に仕事ができるんです。

(あの人に

欠けているところがあるからこそ、

自分が必要なんだ)と受け止めれば、

むしろ、

その欠けているところが

ありがたいことになります。

もともと

男と女は不足を補うために

半分になっているのです。

だから、

足りない部分があって

当たり前なんです。

訓練のために、一回

全く納得のいかない人と付き合って

みるのもいいかもしれません。

一ヶ月だけとかね…。

まあ苦しいでしょうけど、

それくらいのことが

必要な人も結構います。

考え過ぎる人は

それくらいのことを

一回くらいやってみてもいいのです。

多少は

「滑った、転んだ」を

やってみないとダメなんです。

何もしないで

頭の中で考えてばかりいたって

何の成長もありません。

それでは、

「転ぶからスキーを履かない」と

言っているのと同じです。

そして、

転んだ人を見て

「ほら、やっぱり」って

言っているだけ。

転ぶことも学びなんです。

転ばなければわからないんです。

「失敗は成功のもと」じゃないんです。

「失敗は成功そのもの」なんです。

そのことによっていろんな教訓を学び、

自分を成長させることができるんです。

そうすると、

簡単に成功してしまうよりも

自分を磨くことができるんです。

ですから、

失敗は成功に負けないくらいの

成功なんです。