1146.心の三層構造の観念

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

心の三層構造の「観念」

についてです。

では、

その「真我」とはいったい何か?

その心はどこにあるのか?

このことを知るためには、

人間の心が

一体どういう構造になっているのかを

知る必要があるのです。

人間の心は、

これから説明するように、

三層の構造として

説明すると分かりやすいのです。

私たちの心は

大きく分けると、

プラスの心と

マイナスの心があります。

プラスは“愛”。

マイナスは“恐怖”。

野生の動物などはシンプルだから、

あらゆる原動力がこの

「愛」か「恐怖」から来ています。

自分の子どもを

愛する気持ちから、

エサを捕獲します。

天敵が現れた時、

恐怖心があることによって、

逃げる、

という行動を

とることが出来ます。

つまり、

恐怖心は必要なのです。

しかし、人間の心は

もう少し複雑に出来ています。

プラスの心は

明るく・前向きに・積極的に・

夢を持って・目標を持って・

プラス思考で・愛と感謝の気持ちで・

素直な心で・勇気をもって…

といった心です。

マイナスは

暗く・後ろ向きに・人を恨んで・

憎んで・妬んで・傲慢で・偏屈で・

マイナス思考で云々…

といった心です。

当然、

プラスの心が

良いことは誰でもわかっています。

ここが、

心の三層構造の一番上の部分、

つまり

『頭』で理解する心、

観念の部分です。

普段、自分が

マイナス思考になっている時、

一生懸命

プラス思考になろうと努力します。

しかし、

どんなにそう思おうと努力しても、

たしかに調子のいい時や、

ノっている時などは

いいとしても、

日常、

ふと我に返った時、

どうしてもそう思えない心が

湧き上がってくる…

「感謝しろったって、

そう思えないから仕方ないじゃないか」

「そんなの解っちゃいるけど、

不安にどうしてもなってしまう…」

「人を愛せったって、

憎らしいんだから

しょうがないじゃないか!」

そうならないために、

一般的には、

何度も何度も反復して、

プラス思考をインプットしろ!

強くそう信じろ!

潜在意識にインプットしろ!

などと教えていますが、

これは

とんでもない

逆効果になってしまうのです。

「思おう!」とするのは

「そう思ってない」から

「思おう」とするのです。

「思おう!」とする心と

すでに「思っている心」が

あるのです。

そして、すでに

「思っている心」の方が

圧倒的に力が強いのです。

その、ふと湧き上がってくる

“すでに思っている”心こそ

重要なのです。

では

その心はいったいどこから

やってくるのだろうか?