1054.人を裁くということ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「人を裁くということ」

についてです。

私たちは、

「あの人は間違っている」とか、

「この人は、まだできていないなあ」

というように、

ついつい人を裁いてしまいます。

そして、

人を裁いてしまう自分を嫌になります。

なぜ裁きの心が出てくるかと言うと、

それは形が自分の中にあるからです。

形というのは、

こうであらねばならない

という観念のことです。

頭の中にそういう観念があるから、

その形にはまらない時、

裁きの心が出てくるのです。

本当の愛には

こうであらねばならない

というのはありません。

良い教えを教わっている人ほど

裁きの心が多いのです。

特に宗教などに

一生懸命はまっている人ほど、

よく人を裁いてしまいます。

戦争が起きるのも、

裁きの心が原因です。

正義というやつが人を裁くのです。

これが正しいという概念が

人を裁くのです。

ある時、ある哲学者から、

「自分が正しいと思った瞬間から

間違いが始まる」

という言葉を聞いた瞬間、

わかったのです。

自分が正しいの一点張りで

物事を捉えていくと、

そこから人を裁く心が出てしまいます。