佐藤康行の言葉をお伝えします。
「『流行』とは人の心が流れていくこと」
についてです。
「流行」とは「流れて行く」と書きますが、
これは人の心が流れて行くのです。
昨日まではこういう洋服が流行っていた。
でも一ヶ月もたったら、
誰も着ていなかったとか、
スカートが短い、長いとか、
みんなの心が求めているものが、
やがて忘れていって消えていく。
人の心をきちんと見ていなければ、
例えば、
今これが流行っているからといって、
そこに投資したら後で
大損害を被ったりということも
あるのです。
人の心を見る事を、
川でいうなら上流を観ることです。
今ここに流れていること
ばかりみていたら、
あっという間に下流に
流れていってしまう、
ということです。
これを仏教で言うなら
「無常」といいます。
常に物事はひとところに無く、
一瞬の休みも無く常に変化している
と言うことです。