佐藤康行の言葉をお伝えします。
現象面(外界)
についてです。
映画を観ている時、
もし気に入らない場面があったら、
舞台に上がっていってスクリーンに
映った映像に手をつけようとしても
変わりません。
でも、後ろを振り向いて、
映写機の中にあるフィルムを変えたら、
一発で変わるのです。
しかし、私たちは、日常の生活の中で、
丁度、映画のスクリーンを
一生懸命変えようとしている人
がほとんどなのです。
私たちの目の前に起きる、
あらゆる現象は、映写機の光が
フィルムを通して映画館のスクリーンに
映し出された映像のようなものです。
そしてフィルムにあたるのが、
心なのです。
だから、目の前に気に入らない
現象が起きているからといって、
その現象そのものに
手をつけるのではなく、
まさに、
原因である心に手をつけなくては、
現象面は変わらないのです。