842.本当に大切なもの

佐藤康行の言葉をお伝えします。

私達の本当に
大切なものは何でしょうか。

震災の被害でできた
瓦礫の山の中から、
自分にとっての宝は何なのか、
宝探しをしたとしたら、

以前の震災に遭う前と、
震災に遭った後では、
宝が変わると思います。

一番大切なものが
違ってくると思います。

何を宝として見るか、
それが自分の変化
であり進歩です。

意識が変わったという
証拠でもあります。

何のために一生懸命
頑張ってきたのか、

一生懸命やってきたことが、
一瞬でゼロになりました。

何十年も歳月を共にしてきた家も、
商売を積み重ねてきた店も、
一瞬のうちに消えてなくなりました。

何年もかかって、頑張って頑張って
探し求めてきたものは一体何なのか、

本当に自分の得たいものを得るために、
深い部分で欲求しているところのものを
得るためにやってきたことなのか、

もしかしたら見当違いの事のために
頑張ってきたのではないだろうか、
今ほどわかりやすい時期はないのです。

もしかしたら勘違いして
大事なものと思い込んで頑張ってきて、
何年も何十年も過ごしてきたかもしれません。

本当に価値あるもの、
本当に大事なものをわかる
最大のチャンスであり、
それをもし分ってこれから
何年か生きるとすると、

この震災によって
本当に価値あるものが
わかったということにより、
震災はけっして悪いことだけじゃない
ということがわかってくると思います。

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