819.他人の手を引いて導く

佐藤康行の言葉をお伝えします。

教えてあげたら、次はできたら手を引いてあげること。

自分は明るくなったから進むべき道が見えるようになったけれど、まだ真我に出会っていない相手の目から見たら、何も見えないのと同じなのです。

もしあなたの友人が目が見えないとしたら、「行け」と口で言うだけでなく、手を引いてあげて目的地まで連れて行ってあげることでしょう。

まずはあなたがしばらくの間手を引いてあげて、真我を体得するという目的地まで連れて行ってあげることが大切なのです。

それが本当の友人です。

実はこれが大きなポイントなのです。

そのことによって、あなた自身も復習することができ、あなた自身の真我もより大きく開いていきます。

友人の変化を見ることによって、あなたもより真我への確信を持つことになるからです。
そこまでできたら、さらに次は、その道についてその友人と一緒に話をすることです。

なぜそれが必要かと言うと、折角目的地に向かう道を確実に歩んでいるのに、何気なく歩いてしまうと、そのことの大切さをわからないまま終わってしまう可能性があるからです。

その行程を歩んだことを振り返って、その友人と話し合うことも大事なのです。

そうすることによって、さらなる確信が持てるようになります。

「あの道はああだったね、この道はこうだったね」とお互いに励まし合い、力づけ合うことによって、より確信を持てるようになるのです。

一度真我を開いても、放っておくとまた閉じてしまうように感じることがあります。

しかし、それはそう感じるだけであって、一度開いた真我は閉じません。

ですから、まわりの環境にどうしても影響を受けるから、完全に真我を体得し、体現し続けられるようになるまでしばらくの間は、真我を開いた方たち同士が集まって、お互いに触発し、励まし合えるような場を持つことが大事なのです。

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