809.すべては一つ

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「満月の心」=本当の自分に目覚めると、一瞬ですべての視点から物事を見ることができます。

完全なる真実を見ることができるのです。

「満月の心」は、私たちの感覚器官などを超越した真実の心だからです。「満月の心」の目で見れば、宇宙のすべてが一つの命、一つの法則でできているという真実に気がつきます。

地球の自転リズム、海の満潮干潮のリズム、人間の心臓の鼓動、すべて一つのリズムで動いています。

中国の荘子は、宇宙にあるすべてのものは一つであるといいました。草や木、石も含めすべて一つです。

アポロの乗組員だったラッセル・シュワイカート氏は、宇宙空間で地球を眺めているときに、突然、「生きとし生けるものは一つなのだ」と一瞬のうちにわかったと言っています。

そう感じる心がもともと彼の中にあったから、それが出たのです。あとから、作られたものは一瞬のうちには出てきません。

もともと内在しているから、一瞬のうちに表面化したわけです。だから、不思議なことではないのです。

千葉県在住の井上真奈美さんのご主人は、心臓の痛みに襲われ苦しんでいました。

ご主人のお父さんが心臓病で亡くなっていたので、遺伝だから早く病院に連れて行かなくてはと周りは心配していました。

ところが、それは遺伝ではありませんでした。

彼女がお義母さんのことを嫌っていたため、ご主人はずっと二人の間で苦しんでいたのです。それが心臓の痛みとして現れていたのでした。

ですから、彼女が「満月の心」=本当の自分に目覚め、お義母さんのことが好きになったら、ご主人の心臓の痛みもピタリと治ってしまったのでした。

彼女は、ご主人やお義母さんと、深いとこころまで繋がっていたのです。

とにかく、一刻も早く「満月の心」=本当の自分に目覚めることです。

「満月の心」=本当の自分とは、外から与えられる知識ではありません。すべての人に、もともと内在する、「愛」であり、「実相」なのです。

「満月の心」=本当の自分に目覚めることによって、すべては一つであり、全体であり、調和であること、そして宇宙は一つであることが悟れます。

外から入る知識ではなく、もともと誰にでもある「宇宙の心、愛の心」に目覚めればいいだけなのです。

だから、ただそれに気づいて、魂の底から湧き上がってくる本当の自分の素晴らしさ・尊さ・感謝の心に目覚めればいいだけのことです。

もともと自分の中にあるものに目覚め、気づけばいいのです。

悟りを求めて、何十年も厳しい修行をして苦労することはありません。真理は極めて単純明快なのです。

人間にもともと備わっている本当の自分に一瞬にして目覚める。それだけで、人それぞれが生きる目的や意味、生まれてきた価値や使命、人の世の本当の姿に気づきます。

「真我」に目覚めることが、人間にとって最も大切なことなのです。

自分の中に完全完璧な素晴らしい自分がいるということを自覚し、自分の足で立ち、自立して、そして与える心をもつことが大事なのです。

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