〜部長日記〜（第８話）
昨日は辞表が受理されたところまで
お話しました。
辞表を提出した日の夕方に部長に
席に呼ばれた。
私はプロジェクトの資料を持って
急いで席に行った。
部長「辞表を社長に渡して無事、
受理されました。
辞める理由は特に会社に不満があった
わけではなく、
本人が他にやりたいことがある、
と前向きな理由で辞めます、
ということなので社長も応援したい
とおっしゃられていました。」
私「ありがとうございます！」
部長「それを報告しておきます。
うん？
それはプロジェクトの資料か？
見せてみろ。」
私「はい。」
と部長に資料を見せた。
部長「何だこれは。
こことここも直ってない。
ここは?で?しろ、ここは?だと
言っただろ。
最後までわからん奴だな。
プロジェクトをちゃんと
終わらせなかったら、（辞表）撤回
だからな！」
私「え！ちゃんと直します。」
部長「そう言って直った試しが
ないじゃないか。
そんなんで人の気持ちがわかる
カウンセラーが出来るんか。
世の中の人のためのカウンセラーを
やるんだろう。
そんなんでカウンセリング出来るんか？
何なら私が近藤さんのカウンセリングして
やろうか？」
私「はい。お願いします！（笑）」
そんな会話が５分くらい続いた。
生産管理に来て３年近くになるが、
会社を辞めると決意して行動し始めて
からの方が、部長との心の距離が
グッと縮まったような気がする。
（第９話に続く）
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