写真は牛の鍋焼き弁当いただきました。すき焼きと牛丼のあいのこのようで美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【昨日からの続きです】
スイスの精神科医・心理学者のユングが、創始した分析心理学(通称・ユング心理学)では、個人の意識、無意識の分析をする点ではフロイトの精神分析学と共通しています。
しかし、個人的な無意識にとどまらず、個人を超え人類に共通しているとされる集合的無意識(普遍的無意識)の分析も含まれるといわれます。
その個人的な無意識は、個人の意識に抑圧された内容の「ごみ捨て場」のようなものだが、人間の無意識の奧底には「人類の歴史が眠る宝庫」のような人類共通の素地(集合的無意識)が存在するといいます。
いわゆる「自動思考」は、一般に言われる潜在意識、つまりユングが「ごみ捨て場」と例える個人的な無意識が源泉となっていると解釈できます。
個人的な無意識である自動思考は、それが良いと思われるのもであれ、悪いと思われるものであれ、一口に言えば、「ごみ」という訳です。
重要なのは、その個人的な無意識の奥底に内在するといわれる人類に共通する無意識です。
ユングはそれを「人類の歴史が眠る宝庫」と例えています。
それは「人類にとっての宝」ということになります。
つまりは、個人的な無意識は「ごみ」、人類全体の無意識は「宝」であるとしています。
この解釈は、とても重要です。
なぜなら、ここにYSメソッドのポイントがあるからです。
この個人を超え人類に共通する無意識こそ、人間の心臓を動かし、血液を循環させ、あらゆる生命活動を行なう無意識ということができます。
この人類が共通して持つ無意識を心で表現すると、「全てを全受容、全肯定できる心」であるといえます。
人類に共通する無意識の心版です。
実はこの心は、これまであらゆる言葉で表現されています。
無条件の愛、本当の自分、実相、悟りの心、大いなる感謝、喜びの心、大調和の心、満たされた心、神の心、神の愛、無償の愛、仏の心、真我、ハイヤーセルフ、アートマンなどなど。
心理学、哲学、思想、宗教、精神世界、医学などそれぞれの分野における様々な表現を目にすることができます。
佐藤先生は、その心を「本当の自分」ということで、分かりやすく「真我」と呼ばれますが、実は、どのような呼び方をしても良いとも言われます。
なぜなら、本当に問われるのは呼び方ではなく、自覚できるかどうかだからです。
無意識の心を自覚する。
ここに知識を超え、体験、経験を超えて、人間の本質を自覚に至らしめる方法論の必要性が浮き彫りになってきます。
「過去は自由に変えられる」
実はこの言葉に、その方法論の答えが凝縮されています。
続きは、また明日。