写真はチキンタツタ瀬戸内レモンタルタルです。昔から変わらない味でレモンタルタルも美味しかった〜。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【昨日からの続きです。】
「出来事にリンクした印象、認識の過去」を変えることなのですが、
実は、このアプローチに関して、もう一つの急所があります。
それは、「出来事にリンクした印象、認識の過去」は、いつ、どこに存在するのかということです。
通常、「記憶する」分野は、「人間の脳」の中にあることがわかっています。
学校教育の多くは、知識を頭に入れ、記憶することから始まります。
教科書を勉強する場合、やはり記憶力がポイントになる科目が多く、その記憶は、脳にあるというのは、常識となっています。
実は、近年、心臓移植後に心臓の持ち主の人格が移植者へ転移する事例が多く報告されています。
これは、記憶が細胞に宿る可能性を示していることになります。
つまり、全身の細胞が記憶するとも言えなくはないということです。
これらは、「脳が記憶するのか」、「全身の細胞が記憶するのか」という記憶の所在の観点となります。
佐藤先生の「過去は自由に変えられる」という「過去」が、いつ、どこに存在するかのポイントは、実は、場所ではなく、時間的な概念です。
「過去」は、本当に過去にあるのか、それとも、別なのかという観点です。
例えば、「1+1=2」ということを最初に記憶したのは、6歳のときとしましょう。
あなたにとっては、何年も前の過去の記憶です。
今ここで、あなたに「1+1はいくつですか?」とお尋ねすると、即座に答えることができるはずです。
これは、6歳のときの記憶が、「今」働いていることの証明になります。
では、仮に、「1+1は2ではなく、3である」と正式に修正されたとしたら、どうでしょうか?
あなたは、「そうか2ではなく、3なんだ」と記憶を変えることができるはずです。
まさか、6歳のときに戻って、それを修正するという発想は、ないでしょう。
なぜなら、その「6歳のときの記憶」を「今」変えることができるからです。
ここに、過去を変えるヒントがあります。
そうです。
実は、私たちが思う「過去」というのは、時間的概念における現実的過去ではなく、「過去と思っていることは、今現在に存在している」ことになります。
では、出来事にリンクされた印象や認識はどうでしょうか?
過去あなたに起きた出来事で、「怖い」と感じた印象を、今変えることができるでしょうか?
例えば、小学生のときプールで溺れかけて、とても怖い思いをした記憶があり、いまだに、プールが怖くて、泳げないとします。
これも、過去に記憶された「恐怖」が、現実に今起きていることになります。
どうやったら、この記憶を変えることができるのでしょうか?
「過去起きたことは、過去にあるのではなく、今に影響している、つまり、今現在起きているから、今変えることができる」という佐藤先生の逆転発想がポイントになります。
一言で集約すると、「過去は今の心にある」ということになります。
ゆえに、「今の心が変わると、過去が変わる」のです。
これは、「過去、現在、未来」という時間的概念を根底から覆すものであると言っても過言ではないでしょう。
これまで、模索されてきている心の病に対する様々な手法の概念を、一変するほど、衝撃的な事実なのです。
明日から、佐藤先生の過去を自由に変える具体的アプローチを探っていきます。
お楽しみに。