〜部長日記〜（第６話）
今日は月に一度のＭＩプロジェクトの
発表の日だった。
ＭＩプロジェクトとは部内の業務
改善をするためのプロジェクトである。
一か月ごとに成果を発表をしている。
私はそのリーダーなので発表する資料を
まとめるために朝からバタバタしていた。
資料を直しては部長のところに行き、
直しては部長のところに行きを
繰り返していた。
そして午後２時１５分からが発表だった。
発表を終えると社長や他部門の部長から
いろいろなアドバイスをいただいた。
そして発表終了後に
部長と打ち合わせを行った。
部長「今日の発表は何だ。
だいたいね、近藤さんは〇〇で
〇〇で〇〇だから良くないんだよ。
ああで?こうで?だから?なんだよ。
何でもっとこう出来ないかね。
何で直そうとせんかね。
何度も言ってるよね。
月曜日の朝一までにここまでまとめて
ここまでやってきて。」
部長のたくさんの言葉から心から
私に成長してほしいというのが
わかる。
部長がいろんなことを
言ってくれるのも満月だ。
私が欠けているわけではない。
私が満月だからからいろんなことを
部長は言ってくれるのだ。
私の満月を認めてくれているからなのだ。
私が期待に応えたいことも満月。
応えられなくても満月なのだ。
どっちでも良いのだ。
私も満月で部長も満月。
本当に部長はありがたい存在で
私を成長させてくれる。
部長のところで学びたいことは
たくさんある。
自分の満月を認めながら
部長のシーズに少しでも
応えられる自分でありたいと思う。
（第７話へ続く）
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