写真は麦とろ御膳です。くせになる美味しさでした。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【講話1】
問題は、言ってるほうじゃないんです。
受け取ってるほうがどう捉えるかが問題なんです。
例えば、「○○さんの気持ちが分かる」と言った時、
「ああ、分かってくれた」と受け止めれる人もいるし、
もう一つは「分かるわけないじゃないか」と受け止める人がいるでしょう?
それには全く逆効果になりますね。
ここでは、そういうことをやってないでしょう?
単なる共感じゃない。
例えば、「分かる」ってことは、
自分は似たような体験とか経験をして「よく分かる」ってみんな言うわけ。
じゃ、体験してない人は分からないってことだから、
体験してない人はこのカウンセリングはできないってことになっちゃうわけ。
でも、私は昨日から何を言ってますか?
「体験が邪魔になる」と言ってるんですよ。
経験が邪魔になると言ってるんですよ。
キャリアが邪魔になると言ってる。
年齢が邪魔になる。
地位が邪魔になると言ってるんです。
そういうことは全て知った上でやってるカウンセリングなんです。
相手が言ったことをそのまま「こういうことをおっしゃったんですね」と。
「自分は分かってないけど、相手が言ったことが分かっている」ということなんです。
「あなたが言ったことは、こういうことなんですね」ということを返してるんです。
それは「主観が入らないほうがいい」と私は言いましたね?
なぜかって、主観が入れば入るほど、
その人が言ったことじゃない方向に向かっていくからです。
ですから、その人の言ったことをそのまま返す。
共感ってのは、「同じく感じる」ってことだから、「ここが痛い、痛い」と言ったら、
「あ、この辺が痛いんですね」と。
その「痛いんですね」と言った人が痛い人と同じ感情になるだけが共感じゃないんです。
その痛みを「これぐらいの痛みなんですね」ということを言ってあげることも、
私は一つの共感として捉えてるんです。
「ああ、分かってくれたな」と。
そうすると、これはどんな人にも通じることでしょう?
そして、自分のキャリアがあろうがなかろうが通じることです。
「分かる、分かる」と言われたことに違和感を感じる場合もあります。
相手が言ったことに、「分かる、分かる」というのは、
どういう目的で「分かる」と言うのか。
本当に分かって言ってるのかどうかということなのね。
でも、「本当に分かって言ってる」というのも、私から言わせると、めくらめっぽうなんです。
なんでめくらめっぽうって、分かるわけがないんだから。
たまたまそれでフッと楽になったとか、めくらめっぽうでも当たっちゃったとかね。
「本人がそう思う」という意味ですよ。
当たらない人は、「何を分からないのに、『分かった』なんて言うだろうな」という人もいるかもしれない。
問題はその人がどう受け止めるかですから。
【講話2】
アドバイスはここではしない。
教えないほうがいい。
ただ、ただひたすらその人自身を開発していった時に、その人から出てくる発想がある。
なるべくそのようにしていったほうがいいですね。
だんだんアドバイスしたくなるんですよね。
このカウンセリングは目的が違うんです。
人生相談じゃないんです。
だから、人生相談は絶対しちゃいけないんですよ。
知ったようなことは言わないことですよ。
そういうふうに頼ってきたり、いろいろしたりする可能性があるから、
それは十分気をつけてください。
もう一つは、だんだん、だんだん鼻が高くなる可能性がある、知らないうちに。
これは絶対気をつけなきゃいけない。
厳禁です、これは。
これを追究すればするほど、偉いんじゃないかと。
相手は弱ってる人が来るから、自分が偉くなったような気持ちになるわけ。
これは絶対厳禁です。
その行く先はカルト的になっていく。
でもね、そこに行ってるかどうか分からないんですよ。
他の人も見抜けないんです。
私はすぐ見抜けますけどね。
普通の人はなかなか見抜けないんです。
自分がすごい人だと思っちゃったりする可能性があるわけ。
でも、カウンセリング講座まで来たら、こういうことを言わなきゃ駄目だね。
大事なことだから。
たぶん、皆さんも人を救うようなことになるから。
そうなってきた時に、来る時本当にあなたを神様のように思って来る可能性がある。
その時、最も気をつけなきゃいけない。
同じだと。
徹底的に同じに。
だから、本当は肩書きが邪魔なんです。
偉くも何ともないんです。
そういうので偉いと思った人が一番低いんです。
これは魂の世界ですから。
社会的、そういうものじゃないですから、今やっていることは。
真我は平等、一つですから。
これは重々皆さんにお話をしてきました。
皆さんが力がつけばつくほど気をつけなきゃいけない。
私が最も気をつけてきたことです。
佐藤先生が「心のマナー」と言われる中のひとつです。
カウンセラーとしてのここが前で知らないうちに陥ってしまう可能性があるものです。
ポイントは、「自分は絶対そうならないから、大丈夫」というより、
「そうなる可能性があるから、十分に気をつけよう」と意識する方が良いと言うことです。
明日はさらに、深く見ていきます。