写真はハンバーグステーキとサラダです。きゅうりの漬物もあってさっぱりいただきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
学生のころからうつ病で悩んでいた青年が、YS心の再生医療で回復した体験談の続きです。
ここから======
親子の仲睦まじい姿に硬化する心
その後の私は、うつを押して牧場で働くようになりました。
若者向けの寮に入り、牛の世話をしていたんですが、仕事中にもうつは襲ってくるわけです。
結局、1ヶ月のうち半分程度しか仕事に出られなくなって、うつ状態にあるときは自室の押し入れにこもり、膝を抱えて体操座りをしていました。
自室ですから押し入れに入る必要はないと思われるかも知れませんが、今思えば光が見たくなかったのでしょう。
むしろそのほうが、多少は安定的な気持ちになれました。
ある日、牧場で働く女性の子どもが、学校から帰ってくる場面に居合わせたときのことです。
子牛にミルクをあげているお母さんに、ランドセルを背負った子どもたちがわーっと走って来て「お母さーん」と言いながら抱きついたんです。
それを見た瞬間、一気に気持ち悪くなって、翌朝から起きて来られなくなりました。
それどころか、そのまま半月にわたる引きこもりが始まったんです。親子の微笑ましい姿は、特にうつの引き金でした。
なぜ自分がうつなのか、心に関する本もかなり読んでみましたが、これだという解決策は見つかりませんでした。
しかしそれでも、私にはひとつのインスピレーションがありました。
何故かは分かりませんが、押し入れの真っ暗闇のなかで、うつはいつか治ると思ったんです。
牧場には私以上に重いうつの症状で悩む同僚がいて、その同僚は抗うつ剤を飲んでも全く効果がなく、かえって苦しんでいるようでした。