2461.言葉による医療プログラム講話8

真我日記

写真はジャーマンポテトです。久しぶりに作りましたが美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【言葉による医療プログラム】講話8

その子たちを私たちは知らないうちに、我々と違う行動をとるから、それを「病人」と扱い「精神病」と扱い、「狂っている」と扱うのです。

 

特に家族はそのような子どもがいると、近所の世間体もあるし、他の子とどうしても比べてしまって、うちの子は頭がおかしくなったと思うのです。

 

よくその人の家庭状況を見ると必ず原因が見えてきます。

 

原因は本人だけではありません。

 

その家族、父、母にそういうバックボーンが根っこにあるということが自然と見えてきます。

 

しかしそのようなことを言っても普通は誰が見てもおかしくなった方を指さします。

 

「この子がおかしい」というふうに。

 

自分の方がおかしいと指さないじゃないですか?

 

愛している人ほど心配しますし、毎日一緒に暮らさなければならないので、動揺もするし、不安にもなるだろうし、まわりに人たちもその子と同じように妄想になります。

 

家族全体、みんな妄想になってしまい、逃げ道がなくなります。

 

「引きこもり」もそうですし、「うつ病」、また依存性や摂食障害など多くの病気が存在します。

 

そう言う病名を付けられた瞬間にその病気を意識し始めます。

 

意識して改善すればいいのですが、意識してますますその病気の勢いがつく場合があります。

 

みなからそう言う目で見られることがあります。

 

特に精神的な病は、見えませんから、「おかしいな」と一人が思い、みなもおかしいと思ったら、「おかしい」と言う前提でものごとを見ます。

 

本人にそのような扱い方をします。

 

本人もだんだんと自分が「おかしい」のかな?と思うようになって「おかしく」なる。

 

みなも思って、自分もそう思ったらもう逃げ道がないのです。