2345.はみ出した時こそ褒めてあげる

真我日記

写真は鶏肉とさつまいもの炒め煮です。甘辛味で美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【はみ出したときこそ褒めてあげる】

 

子どもが、失敗したりはみ出したりしたときこそ、褒めてあげるくらいがいいのです。

 

失敗したときにこそ得られることがあるんだということを、そこで強調してあげるんです。

 

「それくらいのほうがいいのよ。それくらいでなきゃ!」「失敗したの。ああ、それはいいじゃない。いい経験したじゃない!」って言ってあげることです。

 

あんまりお利口さんだったら、「もうちょっと羽目外してやったほうがいいんじゃない」と言ってあげるくらいでちょうどいいんです。

 

はみ出すことがいいんです。

 

枠にはめていてはダメなんです。

 

それなのに、ほとんどの親たちは、失敗させないことばかり考えている。

 

そして、失敗したら叱っちゃう。

 

やっていることがまるで正反対なんですね。

 

親が子どもに強い願いを持てば持つほど、子どもは不自由になっていきます。

 

願いを持つんじゃなくて、放しながら喜んであげることです。

 

私の母親はとても気性の激しい人で、私なんて、もう年がら年中ほうきを持って追いかけまわされていました。

 

それでも私が新聞配達のアルバイトをして、初めて自分の稼いだお金でテープレコーダーを買ったときには、そのことをえらく喜んでくれて、「コレ、康行が買ったんだよ!」と隣り近所みんなに自慢してまわりました。

 

そりゃ嬉しいけど、何かもう、こっちが恥ずかしくなるくらいでした。

 

でも、そういうふうにして、ちょっといいことがあったら褒めてあげたり、認めてあげたり、一緒になって喜んであげると、子どもはどんどん元気になっていくものなんですよ。

 

ところが、親たちのほとんどは、子どもに対して願いを持ってしまいます。

 

その願いを、親たちはそのまんま子どもに向けているんじゃないでしょうか。

 

生命の世界は、こうなってほしいと具体的願いを持ってはダメなんです。

 

子どもが伸びようとする方向に、ちょいちょいと手助けをしてあげるだけ、それだけでいいんです。

(『あなたの悩みは一瞬で消せる』ハギジン出版・一部再編集)