1857.佐藤先生のこの技見えるでしょうか?

真我日記

写真はつくね汁です。初めて作りましたが美味くできました。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

相談者の方は、10代後半の女性で、2度目の対面となっています。

その驚きの視点でのやり取りに注目です。

【2回目の面談】
佐藤先生:何か言いたいことはあります?

相談者:言いたいことっていうか、聞きたいことがあって。

佐藤先生:はい、どうぞ。いいですよ。

相談者:何でもいいですか?

佐藤先生:いいです、いいです。どうぞ、何でもいいですよ

相談者:
前もお会いした時に聞いたんですけども。
聞いたというか、私は努力の仕方が知らなくて。
いろいろ器用だから、初めてのことはできちゃったりするし。
でもそこからの進め方が分からなくて。

佐藤先生:そうね、うん。

相談者:
いろいろ本を読んだりしても、だいたい努力が必要だとか、
「ああだ、こうだ」って書いてあるけど、
「じゃあ、努力って何だ」って思ったんですけど、
それって何なんですか?

佐藤先生:
基本的にね、努力をしないような人生のほうがいいわけですよ。
努力のしないような人生っていうのはね。
もうちょっと分かりやすく言うと、愛する彼氏ができるでしょ?
その人を愛するのは努力とは言わないよね。

相談者:はい。

佐藤先生:
そして、自分が好きなことをやるでしょう?
いろんな、遊びとか。
それを努力と言わないよね?

相談者:はい。

佐藤先生:
自分の好きなことをやるのは、努力とは言わないわけです。

相談者:はい。

佐藤先生:
だって、放っといても一番休みの日に好きなことをやるでしょ?
休みの日まで努力しないでしょ?
好きなことをやってるのは努力じゃないんです。

相談者:はい。

佐藤先生:
それがそのまんま仕事だったらいいわけです。
努力じゃない。
だから、本来は努力はいらないんです。
努力をしないほうがいい人生を歩めるんです。
例えば、お母さんに対してもお父さんに対しても、
感謝の気持ちで愛する気持ちでいっぱいだったら、それを努力と言わないよね。
なんか努力して感謝しなきゃいけないっていうのは本物じゃないよね。
だから、努力をしないような人生のほうがいいんです。
そのほうが長続きするんです。
そのほうが力が出るんです。
好きな人にプロポーズするのに、力が出るでしょう?
今までに出したことのない力が出るじゃない。
うまいもの食べるのに、努力じゃないでしょう?
うまいものを食べてるんだから。

相談者:仕事とか、そういうものに関しては、でも。

佐藤先生:同じです。

相談者:一緒なんですか?

佐藤先生:
うん。
例えば、Nさんね。
歌うの好きでしょ?
歌を歌うのにやってったら、好きなことでしょう?
それをやるのに努力とは言わないでしょう?

相談者:
でも、できないことがあっても、どうしたらいいかが分からない。

佐藤先生:
うん。だって、歌を歌うのに、一人でも歌えるじゃない。
道を歩いてても。どこでも、家でも。
今でも歌えるよ。
何も準備いらないよ。
それも一番好きな歌を歌えばいいじゃない。
別に嫌いな人の歌を歌う必要ない。
自分が一番好きな歌をしょっちゅう歌ったらいいですよ。
お金も何もかからない。
努力もいらない。
場所もいらない。
自分が楽しめばいい。

相談者:でもやっぱり、いろんな知恵というか、いろいろ言われて。

佐藤先生:誰に?

相談者:
そういう先生じゃないですけど、周りとかも、
「こういうほうがいい」みたいな、
いろいろな技術的なものをバンバン入れられると、
どうしたらいいか分からなくなります。

佐藤先生:
うん。
Nさんは、それはいらないわ。
そうしないほうが、たぶんあなたは天才になれるよ。

相談者:どうしてですか。

佐藤先生:いや。私は天才になれると思うよ。

相談者:いや。なれないと思います。

佐藤先生:
なれる。
もうね、私はそれを感じてるの。
努力の仕方が分からないっていうのはね、すごいんですよ。
すごいんですよ。
努力の「こうしなさい」って、親とか先生に言われ続けた人は、
それに従おうとしてるだけだから、偽の自分を演じてるだけなんです。
Nさんは偽を出してない。
本物を出してるわけ。
正直に物事を言ってる。

相談者:ん~。

佐藤先生:あなたは天才だよ。

相談者:でもやっぱり。

佐藤先生:
うん。この質問は素晴らしい質問ですよ。
素晴らしい質問です。

相談者:プロになっていく人たちは、やっぱり……。

佐藤先生:
プロになんかならなくていい。
プロになったらお金もらうから、ある程度うそをやらなきゃ駄目ですよ。
嫌いなことも歌わなきゃいけないし。
感情的なそういう顔に見せなきゃいけないし、演技しなきゃいけないわけ。
私はそれはね、Nさんは必要ないと思う。

相談者:どうして。

佐藤先生:
プロになる必要、まずプロになったら、本当の天才になれるよ。
自分の、ありのまま、そのままをやる。
誰に認められなくてもいいの。ね。
誰にも認められなくてもいいし。

相談者:でも、認められたいって思っちゃいます。

佐藤先生:
それはエネルギーだから。
それがあるってことは、元気になれるってことだから。
欲ですから。
欲はあったほうがいいわけ。
でも、前回から見ると、全然違いますよ。
ものすごい進化してますよ。
全然会話が違う。
こうやって話できるから。

この最後の佐藤先生の言葉に、
今回のカウンセリングのポイントが集約されているようです。
それは、Nさんがどのように考えて、どうするかということも大事なのですが、
まず、心が元気になっていくことにポイントが置かれているといえます。
心が元気になれば、また今の発想から違う発想にもなっていきます。
佐藤先生のカウンセリングでは、通常の形にはまったカウンセリングではありません。
定番と言える言葉、心の鏡返しも表現としてない場合も多々あります。
また、一見いわゆるアドバイスに見えるところもあったりします。
ところが、佐藤先生のカウンセリングの中での、物事の捉え方、
そして、それを相談者に伝えるタイミングと、その伝え方。
一見何気ないように進んでいる会話には、絶対外れない視点があるのです。
それは、佐藤先生が、心の病と診断されている相談者を、生命(いのち)そのものであり、
真我そのものであるところから微塵もずれていない会話になっているところです。
相談者は真我そのものであるから、無限の力を持っていて、
素晴らしいのが本当の姿だと言うことです。

佐藤先生が言葉に出されるその内容、タイミングなど全てが、
通常のカウンセリングの常識をも越して、
目の前の相談者の方の状況に合わせて行う「神技」といえる対応なのです。