1628.愛の心がすべての不調和を消す

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者宇宙意識で因縁を切るより
私たちの心は、実にいろいろな形となって現れるものです。

もし、人を憎んだり恨んだりといった不調和な心を抱いていると、それが病気となって現れることもしばしばあるのです。

松井祐子さん(仮名・37歳)は、ご主人の兄嫁にずっといじめられてきました。

ご主人の両親は義兄家族と同居しているため、実家に行けば義姉と顔を合わせない訳にはいきませんでした。

そのため彼女は、ご主人の実家に行くのがとても苦痛だったのです。

義姉は、家族の前では何も言わないのですが、二人きりになると悪態をついてきたそうです。

「財産狙って来たんだろう、泥棒猫め!」

「あんたの洗った茶碗は汚い。触らないで」などと、さんざんひどいことを言われたそうです。

何か言い返せば、今度は子どもが叩かれたりしたために、彼女はただ我慢するしかありませんでした。

松井さんは、ストレスによって、ついに3年ほど前から喘息の発作を起こすようになってしまいました。

しかし、そんな彼女も、真我開発講座を受講し、本当の自分を自覚することによって、その苦しみから解放され、大変穏やかな気持ちになっていきました。

「何があっても、不思議なくらい心に波が立たないようになりました。

憎くて憎くて仕方なかった義姉のことも、『なんてかわいそうな人なんだろう。

きっと義理の両親との同居でいろいろ大変なんだろう。

夫婦間もうまくいっていないようだから、そのことでも悩んでいるのだろう』と思うようになりました。

そして、『もう何を言われてもいいや』と思うようになったら、逆にそれ以来何も言わなくなったんです」

そしてその後、彼女の喘息はすっかり治ってしまいました。

「すべてがうまくいきだしました。

とにかくもうこれからは悪いことは起こらないって思えるんです。

今までイヤでイヤでたまらなかった自分のことも、かわいくてかわいくて仕方なくなりました。

今の自分なら、この先何があっても乗り切れると思います。

本当に良かったです」

松井さんの例のように、心に不調和が起きると、喘息になる方が多いのです。

ちょうど喉に何かが詰まっていると、吐き出そうとするのと同じように、何か心の中に引っ掛かっているものを吐き出そうとしているのが、喘息として現れたといえるのです。

ですから、心に不調和があるうちには、喘息はなかなか消えません。

私たちの心というものは、いろいろな形となって現れてくるのです。

私たちの体には、悪いものを出そうという働きがあります。

下痢は毒素を早く流して体から出そうという働きです。

吐き気も悪いものを早く出そうという働きです。

また涙は、憎しみの涙が出る代わりに、もっと奥にある愛の涙も感謝の涙も出てくるのです。

とにかく、出るものはすべて良いと思ったらいいのです。

しかし、喘息は不調和の心ですから、いくら吐き出していても、不調和の心が直らない限り、喘息は消えることはないでしょう。

その不調和の心を消す方法は、人を愛する心や、感謝の心が自然と出てくるようになることです。

調和の心と不調和の心は同居できません。

光と闇とが同居できないように、愛の心になることによって、憎しみや恨みの不調和の心は消えていくでしょう。

そのことによって、喘息で悪いものを出そうという気持ちがなくなります。

すると喘息は治るのです。

このように、私たちは調和の心になれば、体調の不良も病気も自然と治っていくのです。