1456.調和と発展

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
調和と発展とは、言葉こそ違いますが一つなのです。

調和がなければ発展はないのです。

人間は一人ではなく、周りの人々と何かしら関わって生きています。

私たちは組織の一員なのです。

組織として、調和をとるためには、組織全体の目標と理念が必要なのです。

しっかりした方向で、調和がとれれば、当然発展していきます。

その組織全体の目標をはっきり持つことによって、それを実現するための考え方、つまりその組織の理念が明確になり、調和がとれ、発展が望めるのです。

また、その目標が明確で、素晴らしければ、より調和がとれやすいのです。

目標が明確になっていれば、それを実現するために、たとえ日頃、好ましくない感情を抱いている人とでも、目標を実現するために協力しあっていかなければなりません。

全体の目標を実現するためには、個人的に好きとか嫌いとかは言ってはいられないのです。

野球の野手が、投手のことが嫌いだから協力したくないと、飛んできた打球を捕球しなかったらどうなるでしょうか。

試合に勝つためには、私情を捨てて、チームが一丸となって力を合わせていかなければなりません。

全体の目標を実現するためには、個人的に好きとか嫌いとかは言っていられないのです。
また、バレーボールの試合で、人がいない場所にボールが飛んできた時に、自分の担当するポジションではないからと、全く無関心にボールを拾いにいかなかったらどうなるのでしょうか。

会社という組織においても、これは自分の仕事ではないと、ほとんど無関心の人がいる場合がありますが、こういう場合、そのような人が存在すること以上に、組織としての目標が明確になっていないことの方が問題なのです。

そのために、そのような人が存在するのです。

組織全体として、何をするのか、何のためにするのかということを、それぞれの個人が知っていなければならないのです。

自分のポジションのことだけしか知らないということでは、調和はとれません。

全体の流れを把握して、自分のやっている仕事の意味を知らなければなりません。

調和をとるというと、個人を同じ枠のなかに入れて、同じように扱っていくことなのだと誤解されることもありますが、そうではないのです。

それぞれの立場やそれぞれの役割で、自分の華(個性)を咲かせることを考えるべきなのです。

まず、組織全体の目標を明確にし、個人個人の立場において、役割において、自分のすべき仕事をはっきりさせることで、全体の調和を図るべきなのです。

目標が明確になり、全体の調和がとれ、その目標に向かって全員で全力を出し切れば、必ず発展していきます。