1429.悩んだ時こそ喜ぶとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私たちは、日々生活をしていろいろなことを考えています。

同時に、いろいろなことについて悩みます。

同じような出来事に遭遇しても、たいへん大きな悩みとして捉える人と、まったく悩みと感じない人もいます。

悩みというのは、価値観と同じように、その個人にとっての問題であって、他人との比較や一定の基準というものはないのです。

その悩みを頭の中だけで考えていると、たった一つの悩みがぐるぐる頭の中を駆けめぐり、雪だるま式に膨らんでいきます。

頭の中で考えているだけでは、悩みは大きくなるだけで、何の解決策にもなりません。

悩みは、放っておけば膨らんでいくのです。

悩みが膨らまないようにするためには、その悩みを紙に書くのです。

頭で考えることは膨らみますが、紙に書いた瞬間に悩みは整理できるのです。

悩みを解決していく方法は、その悩みを紙に書くことなのです。

紙に書けば、悩みは客観的に考えられ、整理され、それ以上膨らんでいくことはないのです。

頭の中では、とても大きな悩みに感じられたものが、紙に書いてみたら、それほど大変な悩みではなかったりするのです。

紙に悩みを書いたら、その横に、この問題の解決策と書いて、この悩みをどう克服していくのかという作戦を考えて、書き入れていくのです。

思いつく限り、書き出してみるのです。

こうして、悩みを解決することをゲーム化していくのです。

悩みをゲーム化できれば、気持ちがワクワクしてきます。

悩みを、克服すべき問題点に変えるのです。
こうしよう、ああしよう、といろいろな作戦を立ててみるのです。

悩みというものは、実は自分の能力を高めさせてくれたり、自分の魂を高めさせてくれたりする、自分自身のノウ・ハウになるのです。

このノウ・ハウは、自分の財産になり、他人へのアドバイスにも使えるのです。

悩みを克服することによって、他人を救けることもできるのです。
例えば、会社において、売上げが悪いことに悩んでいるとすれば、売上げが悪いことを冷静に見つめ、その原因を追究し、どうしたら売上げを伸ばせるのだろう、と作戦を考えることができます。

作戦を練って考えれば、いろいろな知恵がでてきます。

これがもうノウ・ハウであって、財産なのです。

ですから、本当は悩みは絶対に喜ばなければいけないのです。
同じ経営者でも、いろいろなことに悩み、それを克服して、ノウ・ハウとしている経営者の方が、社員の気持ちも把握できるのです。

悩んだ時こそ、喜ぶべきなのです。