1430.病気は愛のムチであるとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
病気は愛のムチです。

これは、病気を愛することではありません。

世の中には、いつも自分はどこかが悪いと思って、医者に行くことを、まるで趣味のようにしている人がいます。

今日は頭が痛い、昨日は胃が痛い、先週は心臓がおかしかった、などと理由をつけては、病院に行ったり、薬を飲んだりしています。

また、ちょっとお腹が痛かったりすると、自分は癌ではないかと、落ち込んでみたり、自分は低血圧なのだと信じ込んで、毎朝、青白い顔をしている人がいます。

このような人たちは、実は病気を愛している人々なのです。

病気になるのはいやだ、と口では言いながら、病気というものを認めて、病気と友達になっているのです。

なぜ、病気と付き合っているのでしょう。

それらのほとんどの人は、日常生活を送っている中で、何をしたいのかという目標がはっきりしていない人か、暗い心の持ち主なのです。

人生の目標がはっきりしていれば、やるべきことが明確になって、病気などと付き合っている暇はなくなります。

前向きに、積極的に生きている人には、病気は寄ってこないのです。

しかし、目標を持って積極的に生きている人でも、時には病気になります。

その時は、病気は愛だと思えばよいのです。

病気は警告であって、愛のムチなのです。

健康でいる状態と、死ぬことの中間に病気があるのです。

身体が、心が、このままの生活だったら死にますよ、と警告を出して、せき止めてくれているのです。

それは、自動車や電車のブレーキと同じ働きをしてくれているのです。

病気になった時に、これは自分に対しての警告なのだ、と感じ取らなければなりません。

自分に対する警告だ、と感じ取って、自分の生活パターンや、考え方を反省して、改善しなければなりません。

このまま同じことを繰り返していると死んでしまいますよ、と教えてくれているのです。

病気をきっかけに、自分の考え方や生活を変えましょう、と示唆してくれているのです。

人を恨んだり、暗い気持ちになることをやめ、もっと前向きに積極的にプラス思考で暮らし、愛と感謝の気持ちを持って素直な心でいけば、病気なんか消えていきますよ、ということを、身体を通して教えてくれているのです。

このように捉えると、病気というものは、人生にとって、貴重な何かを教えてくれているのです。

愛のムチであり、自分への思いやりでもあるのです。健全な心の人にとって、病気は愛なのです。