1325.幸不幸は心の持ち方で変わるもの

真我日記

幸せだ不幸だといいますが、ではどこから上が幸せで、どこから下が不幸という基準はあるのでしょうか?

もちろん、そんなものがあるわけではありません。

幸せか不幸かは、あなた自身の心の持ち方一つでどちらにもなるのです。

ごく健康だと思ってきのうまで働いていた会社員が、ある日突然ガンを宣告されたとします。

もう助からないといわれていたのが、奇跡的に助かったとしたらどうでしょうか?

いままで、会社でいやな仕事ばかりやらされ、上司にも恵まれず、自分は不幸だと思っていたことが、もうどうでもいいことになってしまいます。

それどころか、生きることができて、なんて幸せなんだろうと思えるようになるでしょう。

いままで上司に怒られてばかりいて、自分はダメな人間だなあ、不幸だなあと思っていたのが、いやあありがたい、自分を成長させてくれてなんて幸せなんだろうと思えるようになるのです。

要は、自分の心の持ち方次第でどちらにでもなるのです。

幸せや不幸は、外にあるのではなく、自分の内側にあるのです。

部長に昇進できたら幸せ、左遷されたり、リストラにあったら不幸、というのも真実ではありません。

出世できても、ますます会社に縛られるとか、責任が重くて精神的に耐えらない、と思ったら不幸になります。

逆にリストラされても、心のスイッチを切り替えてこれでオレの人生自由になる、新たな挑戦だ、と思ったら幸せになれます。

病気で余命が数ヵ月しかないのに、やすらかに、心豊かに過ごせる人もいれば、地位も名誉も財産も人がうらやむほどあるにもかかわらず、それらを守るために苦しみもがいている人もたくさんいます。

事実とは関係なく、幸せと思える心があれば幸せ、不幸と思えば不幸なのです。

では、事態が悪化した場合の心の持ち方はどうしたらよいかというと、まず起こり得る最悪の場合を想定して、それをいったん受け入れてしまうことなのです。

いったん最悪を受け入れてしまえば、実際はその最悪が起こるケースはまずないのです。

あとはすべて、それよりよい結果が出るのですから、全部が幸せになってしまうのです。