1161.デジタル人生とアナログ人生とは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「デジタル人生とアナログ人生」

についてです。

昔私が北海道から出てきたばかりの

十代の頃、

コックさんの修行を

していた時のことです。

“ストーブ前”といって、

ガスレンジの前で味付けをする仕事で、

普通はチーフクラスの偉い人がやる

仕事があります。

その仕事についていた先輩が、

そこを離れないのです。

人に絶対に

自分のポジションを譲らないのです。

トイレに行くのにも、

パーっと行ってパーっと戻ってきて、

他の人にやらせないのです。

私はいつもそれを見て

「何バカなことやってんのかなぁ」って

思っていました。

「一生やってんのかよそれ」ってと。

もし私だったら、

如何にそのポジションを

部下に譲るかって事を考えます。

「捨てる哲学」を持っていないと、

そういう人は出世しないのです。

そこ止まりなのです。

私がコックさんを止めて、

セールスマンになる時、

みんなに反対されました。

なんてもったいないって。

でも、

コックさんを捨てなければ

セールスマンになれないのです。

やがて、

宝石のセールスマンでトップになって、

当時結構な収入がありました。

そして、

それをまた捨てて

レストランを始めたのです。

そして、

レストランもどんどん殖えて

何十店舗になって、

そしてまた、

その店をすべて捨てて、

今の仕事をやっています。

私は

このように脱皮を

繰り返してきたのです。

人類の脱皮もあります。

徳川家から明治維新になったり、

科学だって脱皮してきました。

ただ、

精神世界の脱皮と言うのは

あまり例が無いのです。

しかし、

今やっと脱皮の時期が来ています。

社会の動きが、

今大変に面白くなってきています。

一度読んでいる本も

全部捨ててみると

良いでしょう。

本を一回全部捨てて、

ゼロになるのです。

それから、

自分がどの本を読むのかってなったら、

また違う本が集まってくるのです。

それで

自分の進歩が見えるのです。

以前、

私の研修を受講した方で

自分の家が火事になった人がいました。

それで、

そのことをインターネットに乗せたら、

全国の知り合いから

いろんなものが集まってきて、

一年後には前よりも格段に良い

生活環境が整いました。

そして、

前よりずっと幸せになった。

なぜなら

その火事によって人の愛が

分かったからです。

それは

火事でそうなったのですが、

今度は

自分の意思でそれが出来るようになると

更に良いのです。

私は、

継続には「縦の継続」と

「横の継続」があると

いつも言っています。

例えば、

継続は力なり、

と言って毎日パチンコばかりしていたら

確かにパチンコの技術が磨かれ、

パチプロの将来が待っているかも

しれません。

これを「横の継続」と言っています。

そういう人生を

アナログ的人生とも言っています。

私は、

コックさんからセールスマン、

経営者、

そして今は

人の本当の心を引き出す

真我開発の研修をやっています。

これは

一見継続性の無いように見えますが、

実は縦に継続しているのです。

バサッバサッと捨てながら

変化していきます。

こういった人生を

「デジタル人生」

といっているのですが、

私が言う

『捨てる哲学』は

まさしくこの

「デジタル人生」の

実践なのです。