1160.親が子供を捨てるとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「理想を捨てた時に本当の姿が見える」

についてです。

親は一度、

子どもを捨てなければならないのです。

しかし、

普通親が子どもを

なかなか捨てられないのです。

だから、

子どもがおかしくなってしまうのです。

子どもを追い出すようにしなくては

ならないのです。

私は、

中学二年の時に母親が死にました。

しかし、

そのことで人一倍、

独立心が出てきました。

だから

今の私があるのです。

家が火事になったことがあります。

その時、

全身に熱い思いが湧き上がり、

自分が何とかしなくては、

という気持ちが

モチベーションになりました。

だから、

今があるのです。

全部、

偶然のようにそういう、

動かされるように捨てる哲学を

実体験してきたのです。

これは

外的条件からの事例ではありますが、

今度は

自ら実践していくことが大切なのです。

いい年して親元にいる人から

私が相談されたら、

「家を出なさい」

「独立しなさい」って

アドバイスをよくします。

不満なんか抱えていたら、

「親から食わせてもらって何不満

もってんだ!

自分でやってみろ」って。

だから

不満はあっても、

感謝も出ないし、

独立心も無い、

自立心もでないし、

「自分で働いて自分で給料もらって

自分で家賃はらえ」って

そういうアドバイスをします。

社会で起きている家庭問題が元となった

事件は

全部執着心から来ていると言えます。

例えば、

引きこもりです。

引きこもりの子供について相談されたら

私は親に

「あなたが家を出て行きなさい」と

アドバイスします。

親に

「出て行きなさい」

と言うのです。

お金を幾らかおいて、

「お前に家やるから、

あとは自分でやれ」と。

そして

親がその家を出て行って、

親が

自分でアパート借りるなりして、

あとは

子供がどうなろうと、

勝手にさせるのです。

そのくらいやらなければ

ダメだって言うのです。

腹を決めるのです。

引きこもって

飢え死にするか、

自分で

家から出て何かを始めるか、

そのくらいの

腹決めや厳しさが

今の親に求められているのです。

全部

執着心から来ているのです。

こうあって欲しいと言う形があって、

その通りにならないから、

腹を立てて暴力を振るったりするのです。

自分に

何かの形があるのです。

その通りならないと腹を立てる。

そういう形が無ければ

腹も立たないのです。

女はこうあるべきだとか、

男はこうあるべきだとか、

そういう形から行くと、

形にはめられるほうも苦しいし、

はめるほうもまずその通りに

ほとんどいかないから、

いつも

腹立ててなければ

なりません。