1159.妄想に立ち向かうとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。「会社も夢も過去の栄光も全部捨てる」

についてです。

会社も

捨てなければならないのです。

時代が変わってきているのに、

まだ古臭いやり方にしがみついて

「継続は力なり」などと言って

時代に合ってないことやって

苦しんでいます。

その時は

自分のやり方を

全部捨てなければなりません。

「親を捨てろ」、

「子を捨てろ」

何て言うと

衝撃的に聞こえるかもしれないですが、

通常は

嫌でも親は先に死んでしまうのだから、

捨てざるをえないのです。

ということは、

前にやってしまえば安心なのです。

それでは、

捨てる恐怖に立ち向かっていくのが

良いのか、

それとも、

よりよきものを見つけて

自然と執着を手放していけばよいのか、

という選択に迷うかもしれません。

ベストなのは後者なのですが、

逆に

そこに立ち向かっていくほうが

良い場合があります。

それは、

その恐怖のほとんどが

妄想だからなのです。

あの人と会うのが嫌だと思って、

実際に会いに行ったら

たいしたこと無かったっていうことが

良くあるのです。

偉い人に会うのは緊張するって

言うのも妄想なのです。

別にそんなの

たいしたこと無いのです。

ほとんどが

妄想だからなのです。

その妄想を

消していくためには

立ち向かっていったほうが良いのです。

夢を実現させることで

喜びを得たいと言うのは、

本当の喜びをまだ知らない

と言うことが言えるのです。

それは

まだ架空のものだからです。

じゃあ、

今どうなのか、

と言うことなのです。

今も

喜びの中で生きることが

大切なのです。

どんな夢よりも、

今、

この場で

満たされている喜びを

味わっていくのです。

常に

「こうあって欲しい」

と言う願望を持つことによって、

達成できた時は幸せで、

達成できなかったら不幸になる、

ということになるのです。

常に

隣りあわせなのです。

そして、

それは自分の未来を

形にはめることになるのです。

本当は

違う未来が待っているかも

しれないのです。

では、

どういう生き方をしていけば

よいのでしょうか?

それは、

今この瞬間瞬間に自分の最大を

出していくことなのです。

そこで、

別の未来が作られていくのです。

夢ばっかり見ていて、

今やることと全然違うことやっていたら

現実も夢も両方、

蜃気楼みたいに妄想の世界に

なってしまうのです。

今も

一生懸命生きていない。

未来だって

どうなるか分からない、

なんてなってしまうのです。

そういう人は多いのです。

夢さえ持たない

それ以前の人もいますが…

とは言っても、

なぜ捨てるのが難しいのでしょうか?

それは、

あのバブルの頃の癖が抜けないのです。

今のほとんどの経営者が

リストラできないのは、

私も

経営者だったからよく分かるのですが

会社を伸ばすことで

頭がいっぱいなのです。

だから、

店が減るとか、

従業員が減るとか、

売上が減るとかって聞くと、

ゾーっとするのです。

本当は

売上も落として、

経費も落として、

従業員も削減していく

といったことを

やっていかなくてはならないのに、

過去の癖が抜けないのです。

だから、

ほとんどの今のバブルの時に伸びた

経営者は

その時の伸ばす発想が

抜けない人が多いのです。

今苦しいのに、

経営者の頭の中は

「売上、売上」

ということばかりなのです。

先日も、

ある経営者から相談を受けました。

「そろそろ、そういったリストラも

考えなきゃいけないんじゃないか」って

言ったら、

「いや~人件費だけは

落としたくないんです」

なんて言うから、

「何言ってんです。

そんなの経営者として甘いだけだ」って

言いました。

「人件費もクソもないんです。

全体的に見てきちっとやることが

大事じゃないか」って言ったら

「ああそうですかあ…」って

反省していました。

つまり、

情がからんでいるのです。

それから、

従業員に悪く思われたくないといった

保身の感情もはいっています。

そんなこと言っている間に

会社が沈没してしまったら

どうしようもないのです。

従業員だって同じです。

会社を捨てる、

というくらいの気持ちでやる。

そのことによって

自分自身を守ると言う気持ちが

なくなってきて、

そのことによって

本当に見えてくる世界があるのです。

自分を守ろうとしていると

見えなくなってしまうのです。

定年退職した人や、

リストラにあった人たちで、

まだ会社にいた時のことが

頭の中から抜けない人が

大変に多いです。

もう会社を辞めているのに

まだ、

過去の会社員だったころの

トラウマが消えないのです。

もう終わっていることなのに、

引き続きあの時はこうだっただとか、

自分の立場にしがみついていて

なかなか再就職できません。

捨てることは不幸でないのです。

いつまでも

捨てたほうを見ているか、

捨てたからこそ

得られるほうを見るか、

あなたは、

どちらのタイプでしょうか?