929.執着心を手放す

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

いままで握ってきた意識を手放す

【執着心を手放す】

についてです。

そのために、

ポイントとなる意識があります。

それは、いままで握っているものを

一度手放すことです。

いままで握ってきたものは、

当人にとって多分

価値あるものだったり、

自信のもとになっているものです。

それをいつまでも握りしめ

手放そうとしないと、

その時点や立場にとどまってしまい、

次のステップ、一段高い意識に

次元を上げることは絶対にできません。

たとえば、

「日本は戦争に強いんだ」

という意識を握っていたら、

また、もちつづけていたら、

戦争という意識からは

離れられないのです。

その結果、先の敗戦を契機に、

「いや違う、平和的な方法、

経済でもがんばれば

立派な国になれるんだ」

という意識にスパッと

切り換えたことで、

今日の経済大国になったのです。

こうして、戦争も経済も、

じつは同じエネルギーでできる

ということがわかったのです。

だから、同じエネルギーを使うのです。

今度は「経済」に換えて

「意識」というエネルギーで、

同じように世界に出て行くことが

できるのです。

そのエネルギーの源泉は、

愛のエネルギーです。

世界に向かって日本人本来のもつ

愛のエネルギーを使うのです。

それは、どの国でも

求めているものです。

かつての脱皮は、外国の圧力、

いわば他力によってそれまで

握っていたものを手放さざるを

えない状況でした。

明治維新しかり、

先の大戦による敗戦しかりです。

しかし、今度は他力によらず、

自らの意思で手放す絶好の

チャンスを迎えたのです。

そろそろ、天は日本という国に

自らつかみとれるチャンスを

あたえようということかもしれません。

日本経済の長い停滞は、

そのことを知らせてくれているのです。

日本が生まれ変わるチャンスは、

自らの手に握られている

ということです。

そのためには、経済力で

世界の有力国の一角を

占めてきた日本は、

一度、とことん

沈んだほうがいいのです。

崩壊、倒産したほうがいいのです。

経済力が強いという自信を、

嫌でも手放すのです。

それがいままで握ってきたものを

手放すということです。