305.つかんで離さないもの

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私にはつかんで離さないものがある。

何かをつかんでる方が楽だし、安心だからだ。

私ががっちりつかんで離さなかったものそれは何か?

・会社

・部長からの信頼

・会社員であること

・安定した収入

会社も部長もがっちりつかんで離さなかった。

昨日私は部長に言われた。

部長「用がないならとっとと帰れ。」

私「え?」

私は耳を疑った。

なぜなら部長は私が会社を辞めると言ってからも毎日のようにあれはやったのか?引き継ぎはどこまで出来た?あれは出来たのか?と細かく聞いてきていたからだ。

それなのに用がないなら早く帰れ、と言われるなんて。

悔しくて悔しくて腹が立った。

家に帰って良く考えてみた。

部長は私を手放そうとしているのだ。

私も部長を手放さなければいけないのだ。

手放さなければ新しいものを受け取れないし、成長はない。

手放して初めて私は新しいステージに行けるのだ。

私には怖いものは何もない。

だって私に待っているのは愛と喜びの世界だから。

そこには佐藤康行がいる。

佐藤康行だけに焦点を合わせていくと決めたのだ。

今まで大事だと思っていたもの、執着していたものを捨てて軽くならなければ。

私には次のステージが待っているのだから。