67.どん底からの出発〜ダンス再会編〜(その9)

真我日記

昨日はダンス公演を観に行って
ヒロ先生の踊りを見て涙が止まらなく
なったところまでお話しました。
ダンス公演の間中ずっと私が泣いて
いたのを隣で一緒に公演を観ていた
ダンナさまは静かに見守って
くれました。
そして2時間半の公演が終わり
幕が下りました。
私は立ち上がるとダンナさまに
「しばらく待っていてくれる?
先生に会ってくるから。」
と言って楽屋の先生に会いに行きました。
楽屋に行くと周りの人が
「あ、◯◯さんだ!」
と懐かしい昔のダンス仲間たちが
私を見つけて驚きの声を上げました。
そして次の瞬間ヒロ先生が現れました。
ヒロ先生「◯◯さん。」
舞台を終えて興奮も冷めやらない表情で
私に声をかけてくれました。
先生の顔を見た瞬間にまた涙が溢れてきて
私「ヒロ先生・・・。
私、私、私。
本当に申し訳ありませんでした!
申し訳ありませんでした!
私が馬鹿でした!
先生に何も言わずにダンスセンターを
辞めたこと本当に悔んでも
悔みきれません。
本当に申し訳ありませんでした!」
言葉にならない言葉でヒロ先生に
泣きながら、ひたすら謝り続けました。
ヒロ先生「もうわかったから。もうわかったから。
もう◯◯さんの気持ちはよく
わかったから。
もう泣かなくて良いよ・・・。」
ヒロ先生は私を必死でなだめて
くれました。
いくら謝っても謝り足りない私は
私「申し訳ありませんでした。
申し訳ありませんでした。
私やっぱりヒロ先生の踊りが
大好きです!」
とずっと繰り返し、繰り返し、ヒロ先生に
泣きながら謝り続けました。
それでも泣いている私を見て
ヒロ先生「そんなに泣くなら
またうちに来ればいいじゃない。」
私「私にはそんな資格ありません。」
と私は必死で首を横に振りました。
そんな会話を5分くらい続けました。
そして最後に先生が
ヒロ先生「いつでもいいから
戻っておいでよ。
◯◯さんのこと待ってるから。」
と言われて、その場は
お別れしました。
私を待っていてくれたダンナさまは
戻ってきた私を見て
ダンナさま「そんなに好きなら
またそこ(ヒロ先生のところ)に
行けば良いじゃない。」
と言ってくれました。
ダンナさまは私の背中を
押してくれたのです。
「私はそんなの無理!」
と思うのと同時に
「もしかして私は戻っても
良いのかもしれない。」
とハッと思い直しました。
そして私は絶対に戻ることは
出来ないと思っていたヒロ先生のもとへ
ダンナさまの言ってくれた一言で
戻ることにしたのでした。
(続く)
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