写真は月見牛とじ丼です。ダシと牛肉と玉子が絡んで美味しかったです。
【この世にあるすべてのものが心でできている】
仏教を勉強している人が、私の話で貫いている本質を「自力本願」ではないか、と質問する人がいる。
しかし、宇宙全体から見ると、「他力本願」や「自力本願」という言葉自体がおかしいのである。
自分で物事をやるのが自力本願である。
神様がやってくれる、仏様がやってくれる、というのが他力本願である。
しかし、宇宙全体から見たら他力も自力も、全部他力本願なのである。
「他力」というのは、宇宙の力といってもよいのだ。
地球を動かしているのは人間ではない。
心臓を動かしているのも人間ではない。
ましてや、人間は自分で自分を作れるわけでもない。
根本から見ると、人間が作ったものは一つもないのである。
飛行機、車を作っているのは、金属だが、これらはもともと全部大地に埋もれていたものである。
人間はゴキブリ一匹作れない。
そういう意味では、絶対的な普遍の力、宇宙の力というものが他力だったら、すべてが他力といってよいのだ。
また、絶対的な他力は、宇宙意識や神と置き換えてもかまわない。
この世にあるすべてのものが心でできている。