1796.自分の伴侶をカウンセリング

真我日記

写真は豚肉と野菜炒めです。豚肉ってどんな野菜でも合いますね。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
心のドクター佐藤康行先生のカウンセリング研修でのシーンです。
「真我の鏡返し」のポイントを、質疑応答で繰り返し見ていきます。

シーン1.
研修生:
相談者のかたは、最初は悩んでる人と思ってたんですけども、
一生懸命真我の話をしていたら、素晴らしい人に見えてきたんです。
「本当に素晴らしい人」というように、自分自身が完全に思えてしまったというようになりました。

佐藤先生:
それでいいです。人間ですからね。
でも、「素晴らしい人」と思わなくても素晴らしい人なんです。
完全にその前提になりきれるようになりましょう。

研修生:
ああ、そうか。悩んでる人も素晴らしい人。

(学長)
悩もうが何しようが全部素晴らしい人なんです。
刑務所入ってる人も全部素晴らしい人なんです。
その大前提です。

絶対的な大前提。
それが真我で捉えるってことです。

真我は完全完璧でしょう?
不完全じゃないでしょう?

真我として素晴らしいんです。

それを絶対曲げないんです。

何があっても揺るがない。
そこで捉えるんです。

絶対揺るがないんですよ、そこから。

そうしなきゃ、今まで皆さんが真我を開発して、
「私は真我です」「全てが一つだ」って体感したのは、みんな嘘になっちゃいます。

シーン2.
研修生:
相談者の方が自分の気持ちをなかなか素直に表現できない。
それから、ある人とのやり取りの中で返ってきた言葉でますます出せなくなってしまったと。
それが自分を真我で捉えられないと相談者の方が言われてたと思うんですけど。
僕が何を言っていいか全然分からなくなってしまって。

佐藤先生:
その時にね、そのように否定的っぽく言ったら、
「いや、OOさんはまさに真我そのもので、真我で捉えてますよ」と言っちゃうんです、先に。
「もう十分真我で捉えてます。
私はそう思います」って。
「そう感じます」と言うわけ。

「どうしてですか?」と聞かれたら、
「当然それだけ溢れんばかりの愛があるから、出しきれないから、
ちょっとしか出せないから、自分をもどかしいんじゃないですか?
自分を表現しきれなくて、もどかしいんじゃないですか?」と言えばいい。

OOさんは、本当は素晴らしい愛の人なんですよ、あなたは。
でも、表現しきれなくて、いつももどかしがってるだけじゃない。

でも、表現できるってのは、
小さな穴からどれだけ出るか出ないかだけであって、その奥は無限があるんですよ。

ほんの現れたちょっとした姿だけなんです。

そっちを問題にすべきじゃない。
その奥にある無限は自分だと思えばいいんです。

この下に黄金の温泉があったら、温泉が湧き出てるか湧き出てないかが問題じゃなくて、
湧き出てなくても下に黄金の温泉が無限に埋蔵されてる。

それが自分だと思えばいいわけ。
現れてる姿じゃない。
現れてようが、現れてまいが関係ないんです。

現れなくても無限なんです。
大前提というのはそういうことですよ。

研修生:
はい。

佐藤先生:
でも、これ、皆さんが、本当にそういう心で表現できるようになったら、
奇跡の連発が起きます。そう思わないですか?
こんなに落ち込んでいる人を目の前でよみがえらせれます。

シーン3.
自分の伴侶を相手にカウンセリングを意識する場合の質疑応答です。

研修生:
主人に言われると、受け止められないことも多くて。
そういうことがあまりにも多いんで、これを永遠にやっていくことは大変なことだなと。
頭では分かるけど。どうしたらいいでしょうか?

佐藤先生:
とにかく、一回でもいいから落ち着いてやってみてください。ちゃんと。
まず一回でも落ち着いて分かってあげよう、理解してあげよう。

それはできるでしょう?
それは今でもやる気があればできる。
ただ、やる気がしてないだけなんです。

本当に相手の言ってることを全部うなずきながら、「ああ、そうなの」と。

たとえそれが自分の悪口であろうが何であろうが、
皆さんが本当にグッと腰を据えていれば、自分の悪口であろうが、
やる気があればできるでしょう?

やるんです。
プロカウンセラーでここまで受けたんですから。

たとえどんな自分の悪口を言われても、じっとこらえて一回でもやってみてください。
それが特に難関なものであればあるほど、難関なものができれば後は簡単ですから。
難関なものであればあるほど、腰を据えてやってみてください。

相手が何かをワーッと言っても、「ああ、そう」と聞いてみてください。
じいっと聞きながら。

もしそれができたら、例えば悪口なんて1時間も言えるもんじゃないんですよ。
もし言ったら、言ってる方が倒れちゃいますよ。

それをまず1回できたら2回できます。
2回できたら3回できます。
それができたら完全に習慣化になりますから。

ずうっと続けて、習慣化なるまで意識の力でやるんです。
習慣化を作ろうと思わなければできないんです。

今までやったことない習慣だから。
だから、相当意識してやらなきゃ駄目です。
相当腰を入れて、意識を入れて、グッと。

「よし、この人にやってみよう」と思ってやるんです。
何回かやってるうちに、今度知らないうちに無意識にやれてる自分に気づくはずですから。

今までは「分かってほしい、理解してほしい」ということでいっぱいだった。

そのことによってのもめごとだったりしてるでしょう?ほとんど。

その流れを変えなきゃ同じことを何回も繰り返しますよ。

今度は体に来ますよ、それが。
精神的なものが体に来て。
だから、これは自分の意思の力でやらなきゃ駄目です。

流れを変えるんですから。

「よし、腰を据えてこの人の話を聞こう。この裏に何を言わんとしてるのか」と。
だんだん聞いてるうちに、自然と相手は変化すると思いますよ。

長い時間聞いてるのは、こちらは苦痛だけど、向こうはどんどん変わっていくはずです、その分だけ。
腰を据えてやってみる気ありますか?

研修生:
はい。

非常に参考になるケースの解説です。

特にシーン3のケースの、身内をカウンセリングする場合は難易度が高いと言われます。
意識して、徹底的にマスターしましょう。