写真はざるそばです。夏になると無性に食べたくなります。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
「心の鏡返し」のポイントについて
心のドクター佐藤康行先生と研修生との質疑応答でのコメントを見てみます。
佐藤先生:
心の部分は、あくまでも正確にはキャッチすることはできないわけです。
だから、疑問符で言ってあげるのが一番いいです。
「今おっしゃったことは、こういうことを言いたいんですか?」
「こういうふうに思ってらっしゃるんですか?」って、聞くようにもっていくんです。
心の部分は特に。
言葉は相手がそのように言ったんだから、そのまま返してもいいけど、
心の部分は「こういうことなんですか?」
「こういうことを思ってらっしゃるんですか?」って、
疑問符で聞いてあげたほうが親切です。
決めつけないことです。
研修生:
言葉のオウム返しは、聞いた言葉をそのまま返すということなんですけど、
心の場合というのは、佐藤先生は、
「こういうふうに思いましたけど、いかがでしょうか」という言い方でいいとおっしゃったんですけど、
それでよろしいんでしょうか。
佐藤先生:
そうです。
相手が言ってることを一回自分の心に入れて、心から出すのではないんです。
相手の言ってるそのままをここに置いといて、
「こういうことなんでしょうか?」ってやるんです。
自分の中に入れちゃうと、自分の感情とか自分の主観が混じりますから、
自分の中に入れるんじゃないんです。
自分の中に入れる手前で受け止めて、
「今おっしゃったことはこういうことなんでしょうか?」って返します。
研修生:
やはり発言をもとにして、「たぶんこういうことなんだろうな」と感じたことを。
佐藤先生:
それは自分の中にあるもので聞くしかないですよね。
「今おっしゃったことは、こういうことなんでしょうか?」って聞く、言葉の中から。
言葉は心が固定化したものだと思ったらいいです。
だから、固定化した一部を見た時に、その心という全体が見えてくる部分がある。
だから、その全体の方を見る訓練です、心の方のね。
「今おっしゃったのは、こういうことをおっしゃりたいんでしょうか」と聞くんです。
研修生:
洗いざらい事象を話された後に、「それで私は不安なんです」とか、
「それで私は」と言われる場合は。
佐藤先生:
そういう時には、「そういうことで不安なんですね」「不安なんでしょうか」って聞く。
「辛かったんですね」「辛かったんでしょうか」とか、「苦しかったんでしょうか」とかって、
そのことを一まとめで言ってあげることはできるでしょう?
そういう言葉がありますよね。
「ああ、それは辛かったんですね」「苦しかったんですね」「でしょうか」でもいい。
状況判断で多少言葉が変わってきます。
ここからは、佐藤先生の言葉と心の鏡返しについて、総集編のコメントと言えるものです。
初めて聞かれる方も多いかも知れません。
佐藤先生:
今、オウム返し、相手の言ってる言葉、
「何々さんの今おっしゃったことは、こういうことですね」とオウム返しした瞬間に、
自分の言ったことがスッと消えていくんです。
例えば、腹立ちまぎれで言ってることを、
「今、こういうことで怒ってらっしゃるんですね」と言うと、それが消えていくんです。
消えていって、今度は心だけが残っていくわけです。
心まで言ってあげると、その心も消えていって、真我のほうになっていくわけ。
こういう原理だと思ってください。
それが心の仕組みです。
自分で一生懸命言って、それをちゃんと相手が受け取ってくれて、
「こういうことなんですね」と言ったら、その言葉が消えちゃうんです。
分かってくれたから、その言葉がいらなくなるわけです。
言葉がいらなくなるから、言葉が消えるわけです。
分かってくれないと何回も同じこと言うでしょう?
言葉が必要だからです。
でも、一発で分かってくれたら、その言葉はもういらなくなるわけです。
そうすると、その言葉が消えるわけです。
消えた時に心だけが残ってくるわけです。
心まで分かってくれたら、心も消えちゃうわけです。
そして、今度は真我になってくるわけです。
ここからいよいよ、
心のドクター佐藤康行先生のカウンセリングの真骨頂の部分へと入っていきます。