佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生命の覚醒より
今までは、例えば風船でいうなら、「フー」と膨らませた人を成功者といっていました。
でも、それはいくら膨らませてもその範囲内でしかありません。
しかし、それを逆に「スー」と縮ませたら、今度は空気全部が自分のものになります。
最初から風船なんて膨らませなくて良かったのです。
仏教の言葉で、“無一物無尽蔵”という言葉があります。
“無一物無尽蔵”というのは、何もない、何もないけれど無尽蔵に自分の宝だということです。
「私の財産はこれだけ」といったらそれだけ、「私の土地はこれだけ」といったらそれだけです。
しかし、全部手放して「私の財産は地球にある全てのもの」といったら全てのものが自分の財産に変わります。
「私の土地は地球であり宇宙全部です」と。
「私の人脈は誰々」といったらそれだけです。
しかし、全部手放して「私の人脈は地球上にいる全ての人」といったら全人類が人脈になります。
「まだほとんど会ってないけれど」と。
会っていなくてもいいのです。未だ見ぬ人も全部仲間だと思えばいいのです。
早く私たちは、自分の考えの範疇でしか受け入れないところから卒業しなければいけないのです。
以前日本は“愛国心”で戦争を起こしました。
あれは自分の国を愛していたけど、隣の国まで愛していなかったのです。
“愛世界心”だったら、戦争する必要なんてないのです。奪う必要などないのです。
みんなが仲間で、地球がみんなのものだから。
宇宙にだって、知恵を使えば住めるのです。
こんなに宇宙は広いのですから。宇宙が全部住む場所だと捉えたら、宇宙は無限ですから、人口なんて何百倍、何千倍になったってどうということはないのです。
そういうものに頭を使えばいいのです。
ところが現状は、わずかばかりの土地や財産をみんなで奪い合っています。
本当はみなさんがそこに目覚めればいいだけなのです。
「ああ、そうか!」って。そうなったらすごいです。みなさんの生き方も考え方も変わります。
みなさんが愛そのものになって、全身が愛を自覚した時に、まわりに敵がいなくなるのです。
無敵の世界です。
そういう素晴らしい心をどんな人も持っているのです。