1449.自分がなりたい仕事の成功の姿をはっきりさせろ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
あなたが自力で家を建てようとする時に、最初に必要なものは何なのか考えてみてください。

建設資金でしょうか、設計図でしょうか、建築知識でしょうか。

それらは確かに必要ですが、まず最初に、そして絶対に必要なものは、最終的にどのような家を建てたいのかということをはっきりさせることです。

建てたい家をできるだけ具体的なイメージとして描くのです。

いつまでにどこに建てるのか、総ひのきの家を建てたいのか、鉄筋コンクリートのビルなのか、そしてその大きさはどの程度なのか、間取りはどうなのか、ということを具体的にイメージするのです。

二十年後に郊外に、敷地五十坪、建坪三十坪の総ひのきの一軒家を建てるのと、五年後に都心に、建坪三十坪の五階建てのビルを建てるのとでは、準備資金も専門知識も、相談相手も全て違ってきます。

最終の目標をはっきりさせることが、これからの行動を決定していく指針になるのです。

泳げるようになりたいと思った時に、百冊の本を読んでも泳げません。

まず、どの程度泳げるようになりたいのかをはっきりさせることです。

オリンピックの金メダルを目指すのか、市の大会での優勝を目指すのか、周りの人より上手く泳げるようになりたいのか、その目標を立ててから、その目標に合った本を読み、目標に合ったコーチについて、目標に合ったエネルギーの使い方、目標に合ったお金の使い方、目標に合った時間の使い方をするのです。

その目標に全ての方向性を合わせるのです。

明確な目標を持つことによって、情熱も信念も、それに合った協力者も出てくるのです。

人生において、最終的にどのような人間になりたいのか、そしてそうなるためには、いつまでに、何を達成しなければならないのかはっきりしていれば、今月中に、そして今日中に何をしなければならないのかはっきりしてきます。

私のところには、いろいろな方が相談に見えますが、将来会社を設立して経営者になりたい、と言う人が少なくありません。

そんな時に、「いつ、どのような内容で、どのような規模の会社を作るのですか」と質問してみると、ほとんどの人が漠然としていて、具体的な計画を持っていません。

これらの人は、当然のことながら、人生においての計画も漠然としています。

これでは会社設立は、なかなか実現しないでしょう。

自分の一回の人生において、最終的な目標がはっきりしていて、それを実現させるために会社を設立するのならば、当然いつ、どのような、どの程度の会社を作るのかということがはっきりしてくるはずです。

最終的になりたい姿をはっきりさせることです。

自分の本音で、どうなりたいのかを明確にするのです。

そして、それを実現するための段階的な目標は何なのか、を明らかにすることです。