写真はお寿司のランチです。ネタも新鮮で美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
佐藤先生の「言葉のマジック」講話の続きをお届けします。
2.言葉のマジック②【「他人に語る言葉」を変える】===========
温泉に浸かったときに「いや~あ、気持ちいいなあ」と心にもないことを言ってみたのです。
気が付くと私は「いいところに連れてきてもらったなあ」
「気持ちいいなあ」
「ありがたいなぁ」などと、何回も言っていました。
小さい浴槽といっても露天風呂です。
回も感謝の言葉を繰り返しているうちに、夜空の星がだんだんきれいに見えてきました。
空気がとても澄みきっていてすがすがしく感じてきました。
そして、本当に心から気持ちよくなってきました。
これは、自分に語るという部分です。
そして、重要なことは、それが、「相手に伝わる」ということです。
私は、その「気持ちよかった」「ありがたい」という本心を、相手に伝えました。
当然、温泉に連れてきてくれた彼はとても喜んでくれました。
私が「気持ちいい」「ありがたい」と言うのを聞いて嬉しかったのでしょう。
別荘に到着して温泉を見たとたん、かりに私が相手に「な~んだ。全然たいしたことないじゃないか」と言ってしまっていたらどうでしょう。
心で思ったことをそのまま言葉で表現していたらどうでしょう。
連れてきてくれた相手も一緒についてきた人も、気分が悪くなりますよね。
もちろん私自身も、その日はとても気分が悪いと思います。
場合によっては、険悪なムードになっていたかもしれません。
本心をぶつけることが必ずしも悪いわけではありません。
むしろ本心をぶつけた方がよいこともたくさんあります。
しかし、その状況によっては、このように本心をそのままぶつけずに、「心にもないこと」を言ってみることによって、そこから新たな心が生まれてくることもあります。
そして、何よりも、「相手を喜ばせる」ということは素晴らしいことです。
「心にもない言葉」でも、それで「相手を喜ばせる」ことができれば、その相手の喜びによって自分の心が変化するのです。
自分の心が変われば、「心にもない言葉」が本心の言葉になります。
相手に語る言葉が、人間関係を良くする出発点になるのです。