1887.生命という名医1

真我日記

写真はシーザーサラダです。特にドレッシングが美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

現代医療の全てにおける勘違いの筆頭は、「医師や、医療従事者が、患者の病を治癒させている」という勘違いです。

神の手を持つドクターが執刀する手術でも、治療であって、治癒ではありません。

手術して縫ったところを抜糸しますが、治癒する力が働いていなければ、細胞はくっつきません。

再生しないのです。

再生しなければいつまでたっても、抜糸できません。

手術は100%成功しても、細胞が治癒力を発揮してくれなければ、治癒に至らないのです。

この治癒力を引き出すことをしなければ、
俗に、「手術は成功したが、患者は亡くなった」と表現されるようなことにもなりかねません。

治療と治癒は違うのです。

治癒とは、「細胞1つひとつが持っている治癒力が最大限に働き、その営みにより細胞が元の完全な状態に戻った状態」といえます。

つまり、治療というのは、その「細胞の持つ治癒力=自然治癒力、自己治癒力を発動させる行為」と解釈できます。

病という状態から、治療し、治癒にいたる過程は、
「治療という人的な行為と、治癒という自然の行為の合作」ということができます。

連携が必要なのです。

ここを勘違いすると、あたかも腕の良い医師が、治癒しているかのごとく錯覚してしまうことになってしまいます。

医師や医療従事者は、その患者の中に在る治癒力を発動させる為に、よりよい状態を整えるのが仕事なのです。

それを最も効果的にできる医師が、名医なのです。

治癒のために治療するわけです。

外科の範疇であるケガや、手術における連携は、分かりやすい部分があります。

明らかに人的な手術によって、悪いものを除去したり、不都合な部分に対して目に見える対応が可能だからです。

しかし、精神疾患に関しては、どうでしょうか?

「本当に治癒をもたらす治療は何か?」

これを発見するには、これまでとは逆のアプローチが必要なのです。

目に見えない精神疾患では、これまでの通常のやり方では、すでにお手上げ状態です。

どうするのでしょうか?

それは、治癒から治療を見ていくわけです。

答えから、方法論を見ていきます。

事実、現代のあらゆる方法論からは、答えが見つかっていないという現実があります。

いろいろな治療法から、答えが見出せていないのです。

答えとは、治癒です。

完治です。

元の状態、完全、完璧な状態に戻ることです。

佐藤先生はこれを「逆システム」と言われます。

特に、医療従事者は、ここのところをよく理解しておく要があります。

治療というのは、「自己の治癒力を発動させるための補助」に過ぎないわけです。