写真はカレーライスです。さつまいも入りで甘く仕上がりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
佐藤先生の質疑応答 ==================
【質問1】
研修生:
カウンセリングの最中に、過去を見ることが嫌で、拒絶反応が起きたらどうしたらいいですか?
佐藤先生:
無理やりやらせることないです。
本人に聞けばいいです。
その状況は本人でなきゃ分からないから、「どうしましょうか。今日はここまでにしましょうか」と。
で、「落ち着いた時、もう一歩深く入りましょうか。それとも今思言い切ってやってみますか」と本人に聞きながらやっていったらいいと思います。
また、「今回はここまで入れましたから、次回来たら、もうちょっと深いところを出せるかもしれませんね」と言って、次回にまた来てもらったらいいじゃないですか。
マッサージするとき、「どうですか? ちょっと痛いですか?」「ちょっと痛い」と言ったら、「はい、分かりました」と。
痛いのにギューッとやっちゃったらさ。
ある程度相手の状況を聞きながらやることが必要かもしれませんね。
【質問2】
研修生:
問題を愛に結びつけて聞いていくということですか?
佐藤先生:
いや、そういうふうに思おうとするんじゃなくて、そのために先ほど私が言った、いろんな人の体験談とか、自分の体験談を話すといいんです。
要するに、今まではこういう恨みつらみがあったけど、それさえも愛だったというストーリーがあるじゃないですか。
それを話してあげたらいいんです。
それを何種類か話をしてるうちに、「もしかしたらそうかもしれないな」と。
その時に分かる人と分からない人がいて。
でも、家に帰ったら分かっちゃう場合もあるし、1回目で分からなくて、2回目で分かるかもしれないということです。
皆さんも一発ですぐ分かったわけじゃないでしょう?
分かった人もいるだろうけど。
何回かこういうふうにしてるうちに、「あ、そう言えば、自分が勘違いしてたかもしれないな」と思ったりするじゃないですか。
そういう突破口になればいいわけです。
どこまでもっていくというものじゃなくていいんです。
例えば、医者が病気を治すのに、「ここまで治す」「今日中に治す」なんてないでしょう?
「今日はここまでこうやって、後は本人はこういう生活をしてください」というふうにしてやれば、「快方に向かっていきますよ」と言われると、それだけで心が落ち着くじゃないですか。
そういうふうに向けていく。
カウンセリングに来た人も、そのカウンセリングだけで一発で全部治っちゃうなんて考えてないはずです。
それだったら100万円払ったっていいんじゃないですか?
そういう方向性を、こうやって、「それも愛だということが分かる時期が来るかもしれませんね」と言って投げかけるだけで違うんです、人間は。
それだけで、何かの時に、「そうかもしれないな」と思ってくるわけです。
その時は思えなくていいわけです。
人間の中に自動制御装置がある。
そこにパッとそういうのが入ってたら、自動制御装置で、ある時パッとそういうふうにしか見えなくなる瞬間があります。
そういうことを、「こういう流れですよ」と話をするだけでも違います。
もちろん、そこでストーンと落ちていったらすごいですよ。
ここは大事なところですから、皆さん。
質問も「別に何もないんですよ」と言われたら、投げかけてみるんです。
「何もないって、ご家族いらっしゃいますよね。ご夫婦関係はどうでしょうか」「お子さんは」「お仕事のほうは」とか、そのように言うとハッと気がつくんです。
「あったわ」と。
子供が学校行かないと。
でも、子供が学校行ってないのは子供の問題として、自分の問題として捉えてない場合があるんです。
だから、「私は何もない」と言ってる。
でも、子供は学校に行ってないとかいう場合があるわけです。
例えばそういうことで気づかせてあげるのも大事なわけです。